東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 今年度最後の少年少女発明クラブ

2017年02月14日 | ふるさと

 3回目の電子工作です。今回が最後ですので、電子工作を完成させなければなりません。基板、スイッチ3個、リレー4個、モーター2個、電池ボックスを使ってロボットカーを完成させます。ほとんどの子が、前回までにこれらの部品を基板に取り付け終わりました。次に電池を入れて各部品が正常に動作するか確認をします。一番大事なポイントは、リレーのスイッチが入るとモーターが逆転するかどうかです。

 工作する前に注意事項   高校生に電子工作を教わる   最後の半田付け
  

  各部品が正常に動作することを確認すると、次の工程に入ります。次は隣の部屋に移ってロボットカーとして動くように組み立てをします。最初先生に組み立て方を教わると、車のシャーシとして加工されたプラスチックの板、モーターを固定する木片、モーターに取り付けるタイヤ、基板をシャーシに取り付けるクッション、スイッチに取り付ける針金を受け取ります。

            指導員に見守られながら、丁寧に半田付け


 そして、各部品をホットボンドで取り付けます。私が子供の頃にはなかった接着方法です。一番のメリットは、冷えればすぐに固まり接着することです。通常の接着剤のように数時間も待つ必要はありません。ただ、使うにはその特徴を知っておく必要があります。一番のポイントは、熱くなったホットボンドをすばやく塗って押さえることです。のろのろしていると、接着する前に硬化してしまいます。

            各部品の取り付け方を先生に教わる 

 ところで、電子工作は3回です。そのため、休んだ子供達はどうしても遅れてしまいます。そんな子供達には高校生、指導員、そして先生方が付きっ切りで教えたり手伝いました。また、つごうで工作の途中で帰らなければならない子供は、後日郷土館に来てもらうことにしました。郷土館には、ベンチ,半田,ホットボンドなど工作に必要な工具があります。郷土館でじっくり工作を続けることができます。

    ホットボンドをすばやく塗る       各部品を次々に接着
 

 今回子供達が工作したロボットカーは、針金で作った触覚に何かが降れるとモーターが逆転して向きを変えることです。自動で向きを変えることができる車なのです。電子工作らしい車です。完成した子供は自由に廊下で車を走らせました。数人は競争しました。低学年生には少しばかり難しかったかも知れません。しかし、難しい物にチャレンジすることは大切なことだと思います。そして、出来上がった喜びは一生ものだと思います。

         完成した電子工作(ロボットカー)、ちゃんと動くかな


 私が一番嬉しかったことは、誰一人として根をあげたり、放り出したりする子がいなかったことです。みんな、夢中になっていたように思います。一方、子供達に付いて指導した高校生にとっても勉強になったのではないかと思います。工作が終わると、最後に子供達全員で先生方や高校生達に向かって大きな声で感謝の挨拶をしました。指導していただいた方々、ありがとうございました。

組み立てに苦労する子供達    もう少しで完成!     最後は綺麗にお掃除        
  

コメント
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