東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

平生町 般若寺 第40回火祭りに参加

2017年02月16日 | 歴史探訪他ウォーキング



 去年行こうと思って果たせなかった平生町般若寺の火祭りにA君と行ってきました。田布施町にある真言宗のお寺でも、かつては火祭りが行われてきたようです。真言宗のお寺が絶えた田布施町は今火祭りはありません。田布施町の近隣では、今回来た平生町の般若寺しか火祭りは見ることができないようです。駐車場はとても混むようでしたので、平生町からの往復バスで来ました。

            とても賑やかな平生町般若寺火祭り会場


 2日前に直接般若寺に詣でて、一願のぼり旗とねがい火をしておきました。一願のぼり旗は一つの願いをのぼり旗に込めて一年間立てておくとのこと。そして、ねがい火はそれぞれの願いを火として奉納するとのこと。私は11月の東京の大雪以来足を痛めています。そのため「両足丈夫」と祈願しました。早く足が直って欲しいものです。なお、これらの願いをした方は抽選することができます。私は、木箱入りのお酒「獺祭」が当たりました。ただ、お酒が飲めないためEmさんにさしあげることにしました。

  案内書兼抽選所       般若寺本堂を詣でる   竹筒に入れ温めるお酒
  

 最初の催しである音楽の奉納を見学に行きました。閻魔様のお堂前で、般若寺ご住職祈願,ドラム,太鼓のコラボ奉納です。そして、マウンテンマウスの音楽などです。けたたましいドラムと太鼓などの音が般若寺の境内に響きました。たくさんの方々が熱心に聴いていました。

        般若寺ご住職祈願,ドラム,太鼓のコラボ奉納 


 しばらくすると、いよいよ火祭りの開始です。ほら貝の音と共に、修験者の方々が火祭り会場に入場されました。そして、いろいろな儀式がとり行われました。刀を振りかざす儀式や弓を矢を射る儀式などです。矢が射られると、その矢が見学者の上に落ちました。その矢を手に入れた方が深々とお礼をしていたのが印象的でした。そして、儀式の最後に点火されました。

  修験者の方々の入場    般若寺ご住職祈願    点火後煙が立ち上がる
  

 煙がたくさん出るように杉の葉が使われていました。杉の葉が積まれた中に火を入れると、だんだんと煙が湧き出してきました。煙が地上を這うと、一時的に煙で周りが見えなくなります。その煙は次々と、大空に向かって龍のように登っていきました。

          煙が少なくなり炎が上に向かって立ち上がる


 この火祭りを見学していると、何人かの同級生や知人を見かけました。その同級生と談笑しました。談笑していると火が収まってだんだん灰になりました。すると、修験者の方々は灰の上や残り火の上を歩き始めました。私は上関に行かなければならず、会場を去りました。来年はもっと時間をかけて見学しようと思います。

           残り火や灰の上を火渡りをする修験者の方々

コメント
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