東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

小学生来館、郷土館で昔の田布施の生活を学習

2017年01月28日 | ふるさと

 毎年の事ですが、今年も町内の小学低学年生が郷土館を見学にやってきました。自分のおじいさんやおばあさんが子供時代の頃の道具を見聞きすることで、昔の生活を勉強するのです。ところで、せっかく郷土館に来たので最初に、郷土が生んだ兄弟宰相である岸・佐藤元宰相のお話を少ししました。子供達が大きくなった時、故郷を誇りに思って欲しいためでもあります。事前に学校で習ったようで、7割位の子供達が両元宰相のことを知っていました。

       郷土も誇りでもある岸・佐藤兄弟元宰相を子供達に解説


 両宰相を手短に解説すると、昔の道具を展示している部屋に行きました。面白かったのは、一階と二階の階段を子供達がすたすたと歩くことです。郷土館には多くの年配の方々が見学に来るのですが、いつも手すりを使ってやっとのこと昇り降りする方が少なくないのです。しかし、さすがは子供達、背が低い低学年生でもひょいひょいと階段を昇り降りしていました。去年11月東京の大雪で右足を痛めた私としては、うらやましい限りです。

 農具コーナーから解説     昔の田んぼの道具     唐箕や精米機
  

 さて、今回やってきたのはは50人位の子供達、二つのグループに分けて解説しました。解説のだいたいの順序は、最初に岸・佐藤元宰相のお話、続いて田んぼで使った古い道具、むしろなどのわら細工道具、無くなってしまった職業の道具、そして、昔は普通にあった家庭用品などです。

            最近まで、どの家庭にもあった古い道具


 今の時代、おじいさんやおばあさんと一緒に暮らしている子供は少ないようです。20人の子供のうち、一緒に暮らしているのは数人のようです。そのため、今日見聞きした昔の道具を、おじいさんやおばあさんに会った時に聞いてみるように子供達にアドバイスしました。郷土館で学習するのも良いですが、自分のおじいさんやおばあさんに聞くと、より実感がわくのではないでしょうか。

  昔田んぼの使役に使った牛の解説      米作りや麦作りに使った古い道具
 

 毎年子供達がやって来ますが、今年やって来た子供達は目を生き生きさせながら聞いていたように思います。面白おかしく子供達に質問すると、子供達は興味を持つようです。子供達と共鳴しあいながら説明するのは、とても心地よいものです。

  むしろを編む道具   古いミシンなどの家庭用品    今はない職業の道具
  

コメント
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