東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

冬越ししたサトウキビの生育状況

2016年06月25日 | 麦,穀類,雑穀

 冬越ししたサトウキビ、今年も元気に育っています。ただ、相変わらず冬越し率が悪く2割位です。つまり、10本のうち2本程度しか冬越しできません。まだまだ失敗の繰り返しです。私自身、冬越しする良いノウハウを見つけることができていません。この秋にも、今年育ったサトウキビを冬越ししようと思います。

          冬越したサトウキビ3本、元気に生育中


 今生育中のサトウキビは分げつを始めています。次々に分げつして1株8本位に増えます。そのうちの6本程度の茎を収穫して甘みを楽しんでいます。残りの茎は知人の子供達に楽しんもらいます。収穫量がもっと多くなれば、沖縄のように抽出して黒砂糖を作ってみたいと思います。田布施産の黒砂糖、なんてGoodかも知れません。かつて、砂糖もろこしで水飴状の砂糖を作ったことがあります。トロリとして甘かったです。

            去年8月のサトウキビの生育状況


 私の母親の話では、昭和一桁時代(今から80年位前)に子供達は、自分用のわずかな畑をもらってサトウキビ※を作っていたそうです。そして、それをおやつにしたり、さらに売ったりしておこずかいの足しにしていたそうです。自分で作ったサトウキビを20cm位に切って、お祭りなどで売ったのです。大人もそれを承知の上で、路上で買っていたとのこと。わずかなおこずかいになったのでしょう。そのお金で、当時の子供達は何を購入していたのでしょうか。※母親の実家があった柳井市伊保庄では昔、砂糖もろこしのことをサトウキビと呼んでいました。

        分げつし3本になったサトウキビ、今後もっと分げつ


 サトウキビは冬、田布施では冬越しできないはずです。2年前に畑での冬越しを試みました。その方法は、畑のサトウキビの株のまわりに籾殻を積み、その上に土を盛り、さらにその上に雨が降らないように波トタンで覆いました。しかし、失敗しました。
 ところで今年、思わぬサトウキビが現れました。去年育てたサトウキビの株跡の一つから芽が出ていたのです。籾殻,土,そしてトタンで保護していないにも関わらずです。この変わった株を育てて、新たな冬越しにチャレンジしてみようと思います。

        去年の株から芽が出たサトウキビ、〇は去年の枯れた株

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