東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

光市 西伊保木の正蓮寺を訪問

2015年01月10日 | ふるさと

 先日、光市伊保木の長福寺に行きました。今回は長福寺と慶宝寺の間にあるはずの大師堂を探すため再び伊保木に行きました。あちこち探していると、西伊保木のある集落の小高い丘の上に小さな庵のような小さな建物を見つけました。そこで、この集落の方にお話を伺うと古いお寺であることが分かりました。そこで、この集落で一番年長者のTさんを紹介していただきました。そこでTさんの家を訪問し、Tさんご夫婦にこのお寺についていろいろ教えていただきました。

                正蓮寺から見下ろした西伊保木の集落


 Tさんによると、昔このお寺に多くの方々が巡礼に来ていたそうです。そして、このお寺で宿泊することがあったそうです。小さなお寺ですので、実際にはこの集落の家々で分担して泊まらせてあげたとのこと。泊まっていただくことも一つのお接待で、いっさい宿泊費や食事代を取らなかったそうです。

       正蓮寺前広場の墓地                正蓮寺から広場を見て
 

 正蓮寺にはかつて尼さんが住んでいたそうです。お寺の前は広場になっていて、賑やかに盆踊りをしていたそうです。今広場は墓地として使われています。お寺の入口には霊場番号が書かれた板が掲げられていました。しかし、風化が進んでいて番号は読めませんでした。お寺の中を見ると、右端に祠がありました。神仏一体のお寺にように思えます。昔のことをより知っているお年寄りがいないため、あまり深くお話を聞くことができませんでした。
 西伊保木から帰る途中、慶宝寺近くに住んでおられる嵯峨音頭保存会のOさんの家を訪問しました。夕方だったため、簡単に挨拶だけしました。伊保木公民館で毎年盆踊りをしているとのこと。かつては竹尾方面に踊りに行っていたそうです。また、室積でのお祭りでも嵯峨音頭を踊っていたそうですが、規制が厳しくなってから行かなくなったそうです。春先に再度訪れようと思います。

                   西伊保木の正蓮寺、右端に祠を安置

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