東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

柳井市 柳と井戸~国木田独歩旧宅~茶臼山古墳ウォーキングのための下見

2014年01月31日 | 歴史探訪他ウォーキング

 2月のウォーキングの下見に友達2人と行ってきました。事前に調査してコースを決めていたため、見どころ,説明内容,何気ないお地蔵様,トイレなどを確認しながら楽しく下見しました。いつもは一人で下見するので、のんびりと談笑しながら下見できました。愉快な(でもないかな?)ハプニングもありました。事前調査したコースのうち、海岸コースを省いたコースを下見としてウォーキングしました。

       最初に菅原天神を訪れる           片野川傍の何気ないお地蔵様
 

 最初、柳井川に沿う波止場跡に沿って歩きました。そして、最初に訪れたのは朱色が綺麗な菅原天神です。そして、次の目的地である代田八幡宮に向いました。その途中、片野川にかかる橋近くのお地蔵様を掃除している方にお話しを伺いました。そして、そのお地蔵様建立の由来を聞きました。すると昔、柳井に大火にあった後に弔いのため建立された80基のお地蔵様の一つだとのことでした。そのお地蔵様の貴重なお話を伺った後、しばらく歩いて代田八幡宮に着きました。

              建立1300年の記念碑が建っていた代田八幡宮


 代田八幡宮にお勤めの方に少しお話しを伺いました。この神社は、九州の宇佐神宮が由来とのことでした。確か、麻郷の高松八幡宮も同じではなかったかと思います。代田八幡宮の境内を見学後、軽い上り坂を茶臼山古墳に向けて歩きました。途中柳井病院の真ん中を通りました。古墳に着くと、古代の田布施,平生,柳井の鳥瞰地図を見ました。鳥瞰地図を見ながら、三人で古代について談笑しました。

   古代のこの地域の鳥瞰地図を見る                  右手にウォーキングメーターを持ち
                                   方墳部から円墳部に登るN君

 

 鳥瞰地図を見終わると、茶臼山前方後円墳に登ってみました。今回も天気が良く、琴石山などの山々,柳井湾,柳井市街や田布施方面が良く見渡せました。この頃ちょうどお昼でしたので、円墳の途中に座ってお昼休憩にしました。
 この古墳は横穴式ではなく竪穴式ですので、時代的には古い方ではないかと思います。近くの古墳との対比では、国森古墳が最古で、次に茶臼山古墳、そして後井古墳の順に作られたそうです。国森古墳と後井古墳は、田布施川沿い史跡巡り8回シリーズの5回目で訪れました。ちなみに、国森古墳と茶臼山古墳は竪穴式で、後井古墳は横穴式です。

               快晴の中、茶臼山古墳に登ってお昼休憩


 茶臼山古墳を降りると、資料館に行ってみました。トイレをお借りした後、資料を見学させていただきました。この資料館の目玉は、日本最大(最近まで)で最重量(今でも)の銅鏡です。この銅鏡は国産とのことで、その証拠のお話も伺いました。卑弥呼の時代、これらの銅鏡を作る技術者集団が当時の日本にいたのでしょう。

     古墳脇の資料館を見学               古墳を後に、軽い坂道を下る
 

 茶臼山古墳を見学し終わると、丘の上公園に向かいました。その途中、とても愉快なハプニングがありました。歩いた距離を測るウォーキングメーターの電池蓋が紛失していたのです。どこかに落ちていないか探しながら、元来た道をどんどん戻りました。そして、見つけました。茶臼山古墳の方墳部と円墳部の間に落ちていました。いやあ、見つかって良かった!
 そもそも紛失に気が付いたきっかけは、私がYさんとの携帯電話に気を取られてうっかり道順を間違えてしまったことです。Yさんから電話がかからなければ、ずっと気が付かないまま歩き続けていたことになります。Yさんありがとう(笑)。

      紛失物を発見しているN君             国木田独歩旧宅に到着
 

 ウォーキングメーターの電池蓋を発見後、同じ道に戻り丘の上公園に行きました。ここにもトイレがあります。今回のウォーキングコースは、トイレの場所に困らないので嬉しいです。丘の上公園で、立ったまま休憩しました。そして、これまで歩いたコースを振り返りました。次に国木田独歩旧宅に行きました。そして、普慶寺に行きました。山門の力士像がとても立派なお寺です。

             柳井市で一番古い普慶寺、力士像がとても立派な山門


 普慶寺を過ぎると、入り組んだ細道を左右に抜けて湘江庵に行きました。そこで、五代目の柳の木と井戸を眺めました。平成7年頃に四代目の柳から五代目に柳に継いだようです。四代目の柳の切株が飾ってありました。湘江庵を見終わると、隣りの誓光寺に行きました。幹がとても太いイチョウの木を見上げたり、ヒマラヤ杉を見上げました。たまたまN君の頭上にヒマラヤ杉の種(松ぼっくり)が落ちてきました。頭に当たったら痛かったことでしょう。
 誓光寺を見学し終わると、近くの白壁の街に出ました。本番のウォーキングではこの白壁の街で解散にしようと思います。N君とEさんは電車で、私はバイクで柳井を後にしました。

    五代目柳の木と井戸の湘江庵            屋根のカーブが見事な誓光寺
 

 家に帰ってから、今回下見で歩いたコースを振り返ってみました。ウォーキングメーターの値は、スタートしたJR柳井駅から戻ったJR柳井駅までジャスト8kmでした。古代から近代までの名所旧跡を訪ねることができました。下図のA(赤色)地点でウォーキングメーターの蓋が紛失していることを見つけ古墳まで戻ったことはハプニングでした。当分はこの話題で笑いが絶えないことでしょう。

               2月予定の柳井市街ウォーキングのコース

コメント
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