東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

もくもくと 無心に麦踏み 至福の時

2014年01月11日 | 麦,穀類,雑穀

 朝から麦畑に行って農作業しました。耕運機に走行車輪を取り付けた後、トコトコと耕耘機を押して道路を400mばかり歩いて麦畑に向かいました。麦畑に着くと、走行車輪をロータリー刃に取り替えました。そして、麦の種をまいていない場所を耕耘することにしました。ここには春、サツマイモか何かを植えようと思っています。

    走行車輪からロータリー刃に交換         ロータリー刃を装着した耕運機
 

 ロータリー刃に交換すると、エンジンをかけました。朝のため寒く、なかなかエンジンがかかりません。ようやくエンジンがかかると、暖気運転をしてから畑を耕耘しました。冬のため雑草もあまり伸びておらず、容易に耕すことができます。時々陰る朝日を浴びながら、のんびり耕耘しました。

                ロータリー刃を装着後、のんびりと麦畑の隅を耕耘


 麦畑の隅を耕し終わると、こんどは麦踏みをしました。約2週間ぶりの麦踏みです。麦踏み前に麦の生育状況を調べました。すると、11月末に種まきしたため、あまり成長していませんでした。特に分げつはほとんどしておらず残念な状況でした。今年の麦の収穫は去年の半分程度ではないと思います。今年の秋は、一昨年のように11月上旬に種まきしようと思います。

      株まきした小麦の生育状況         すじまきしたオート麦の生育状況
 

 さて、麦すじに沿ってゆったりと足踏みするように麦踏みしました。たった一人での麦踏みですので、なかなか終わりません。私が小学生の頃の早朝、広い田んぼでもくもくと麦踏みしている光景をよく見ました。どのくらい時間をかけて麦踏みしたのでしょうか。
 今までの私は、何かに追われるように時間や効率などを常に考えながら働いてきました。しかし今、私は時間や効率に追われた40年近いサラリーマンを卒業しました。これからは時間を気にしないで、寡黙に農作業しようと思います。誰からも追われることなく、もくもくと思いのままに作業できることは、ある意味至福の時ではないでしょうか。

                時々日が照る麦畑を、何も考えずもくもくと麦踏み

コメント
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