東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年の初仕事は、チェーンソーの整備と山仕事

2014年01月06日 | 樹木,果樹

 お正月も終わり、農作業を始めることにしました。伐採しなければならない山の木々がまだまだあるため、今年は木の伐採から始めることにしました。伐採には主にチェーンソーを使います。チェーンソーは事前によく整備することが欠かせません。そこで、伐採する前に入念にチェーンソーの刃を研ぐなどの整備を今年の仕事始めとしました。なお、このチェーンソーは亡き父親が数年前に購入した物で、いわば父親の形見です。

                チェーンソーの刃を研ぐための小道具
           A:ヤスリ,B:平ドライバー,C:刃砥ぎ角度器,D:ナット回し


 まず、チェーンソーのソーチェーン安全カバーを外して、ソーチェーンに刃砥ぎ角度器を取り付けます。この角度器は無くても構いませんが、あった方が正確な角度で刃を研ぐことができます。山の中で、緊急に刃を研ぐ時は使いません。手で引いて使う普通のノコギリは、微妙なあさりが欠かせませんが、チェーンソーはあまりあさりに気を使う必要はありません。日向ぼっこしながら、のんびりとヤスリで一つ一つの刃を研ぎました。

   角度器の角度に合わせてヤスリがけ        日向ぼっこしながら刃を研ぐ
  

 刃を研ぐと、次にソーチェーンのたるみを取りました。木を伐採し続けていると、チェーンが少しずつ弛みます。自転車のチェーンがだんだん弛むのと同じです。ナット回しをつかってガイドバーを固定しているナットを回し、ガイドバーをいったん緩めます。なお、ソーチェーンが伸びすぎていたり、刃が摩耗しすぎている場合は、同じ規格のソーチェーンを新たに購入します。私の使うチェーンソーは、まだ購入するほど緩んだり刃が摩耗していません。

        ナット2個を回して、ソーチェーンが外周を回るガイドバーを緩める


 ガイドバー緩めると、平ドライバーを使ってガイドバーを押し出すようにします。ソーチェーンが緩まなくなった箇所で、ガイドバーを押さえているナットを締め直します。これで、ガイドバーが正しい位置で固定され、ソーチェーンが正しくセットされました。あとは、ソーチェーンの回転を滑らかにするチェーンソーオイルを補充します。そして、すぐにでも使えるように、混合ガソリンも補給しておきます。また、混合ガソリンも新しく作っておきました。

     弛んでいるソーチェーンと隙間             平ドライバーで弛みを取る
 

 チェーンソーの整備が終わると、近くの山に行って今年初の山仕事をしました。プロの林業家ではないので、のんびりとした時間の中で自分でできる範囲で山仕事をしています。今、しているのは山を綺麗に伐採することです。40年ぶりの山は、すっかり笹に覆われて木も空にそびえるように立っています。この笹をある程度刈ってから、木を伐採しています。

                   山仕事の休憩中、日差しを浴びながら伐採作業


 伐採しているのは歩くのに邪魔な木だけです。夏には適度な木陰になるように、木を選んで伐採しています。また、しいたけ栽培用にするこならの木も同時に伐採しています。伐採した木は、半年位乾燥後90cm位の間隔に切って山から降ろします。そして、たき火にして燃やします。

      落葉樹はすっかり葉が落ちる          シイタケ栽培用に伐採した木
 

 笹を刈り取って木を伐採した広めの場所に、休憩用のベンチとテーブルを置こうと思っています。冬は日差しが当たり、夏は木陰になる場所です。今回、東京から持って帰った陶器の椅子を一つ仮置きしてみました。陶器ですので、雨風に強く耐久性があります。時々山仕事の手を止めて、その椅子に座って休もうと思います。いずれ、数人が休憩できるテーブルや椅子を置く計画です。陶器のテーブルもあるのですが、椅子と違って重くて山上に運び上げることができません。いつか誰かと二人で上げようと思います。

              笹刈りし木を伐採した場所に仮置きした陶器の椅子

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