東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い松下製トランジスタラジオT-46の修理(5/5)

2011年03月30日 | 古ラジオ修理工房

この松下製トランジスタラジオ-46の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理(1/5)  修理(2/5)  修理(3/5)  修理(4/5)
  修理(5/5)

 前回の修理でこのトランジスタラジオは正常にラジオ放送を受信できるようになりました。今回は締めくくりとして、内部や概観を綺麗に磨くこととしました。内部は、交換した電解コンデンサ3個の基板部分をアルコールで綺麗にしました。アルコールで拭くと汚れたペーストなどが取れました。

  アルコールで汚れた基板部を拭く           ペーストなどが取れて綺麗に
 

 長年手が触れて汚れたチューニングダイヤル表示板部は、水を含ませたティッシュで拭きます。脂質の汚れはアルコールを湿して拭きました。新品当時ほどではないにしろ、とても綺麗になりました。一番いいのは、基板を外してからクレンザーなどを使って歯ブラシなどで磨くと良いのでしょうが、そこまではしませんでした。

         水を含ませたティッシュでチューニングダイヤル表示板部を拭く


       アルコールで拭く前                アルコールで拭いた後
 

 ラジオ本体を綺麗にした後、革を磨きました。革はどうしても経年変化や使用感があるため新品当時のようには戻りません。それでも丁寧に拭けば少しは綺麗になります。

               水で湿らせたティッシュで革を磨くように丁寧に拭く


 私は革細工の技術を持っていないので、傷んだ革製品を修復することができません。革で財布を作ったりしたことはありますが、ラジオを包むような革製品は私のような素人では手が出ません。どうしたらいいものかと考えています。今後の課題です。

           ラジオ本体を革に収め、バーアンテナに機械油を微量付ける

コメント
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