東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い日立製トランジスタラジオWH-901の修理(8/12)

2011年03月04日 | 古ラジオ修理工房

この日立製トランジスタラジオWH-901の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理( 1/12) 修理( 2/12)  修理( 3/12) 修理( 4/12)
  修理( 5/12) 修理( 6/12) 修理( 7/12) 修理( 8/12)
  修理( 9/12)  修理(10/12) 修理(11/12) 修理(12/12)

 前回はラジオ基板の汚れをアルコールで拭いて綺麗にしました。配線などが見えやすくなった基板を調べながら、主に高周波増幅段や局部発信部の回路図を再現する作業に入りました。これらの調査はとても目が疲れるので、一日3時間程度が限度です。

              回路図再現のために調査した高周波増幅段や局部発信部


 以前と同じように、デジカメで基板や配線の写真を記録として撮影しました。そして、基板をクモの巣のように這い回っている線をノートに書き写しました。高周波段は寄生発信などを起こしやすい箇所なので、配線を余り動かさないように調べました。この複雑な配線を見ていると、当時の基板パターン技術などが分かります。特に設計初期に起こる製品不良には泣かされたのではないでしょうか。
 昭和50年初期、私はテレビ製造に関わる仕事をしていました。この当時、新製品テレビの初期不良に泣いたものでした。毎日のようにテレビに応急処置をして出荷しました。設計部門,生産技術部門,製造部門などが総力あげて製品を作っていました。

           ノートにを写し取った高周波増幅部や局部発信部の配線

コメント
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