この日立製トランジスタラジオWH-901の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
修理( 1/12) 修理( 2/12) 修理( 3/12) 修理( 4/12)
修理( 5/12) 修理( 6/12) 修理( 7/12) 修理( 8/12)
修理( 9/12) 修理(10/12) 修理(11/12) 修理(12/12)
ラジオ基板の高周波関連を調査するためには、チューニング関連部品をいったん外さなければなりせん。まずは、チューニング指針が左右にスライドするアルミ飾板を外すことにしました。そのため、アルミ飾板を固定している十字ネジ二個を外しました。
チューニング指針がスライドするアルミ飾板の取り外し
次にチューニング指針をスライドさせたり、バリコンに直結するプーリーを回転させるダイヤル糸を取り外します。真空管ラジオのように大きな筐体に入ってるいると、その糸の取り回しは簡単です。また、取り付けも簡単です。しかし、小さなトランジスタラジオは取り回しがとても複雑です。いったん外すと、取り付けが難渋します。
複雑なダイヤル糸の取り回し ダイヤル糸を注意深く取り外し
そこで、配線図をメモに書き残したように、ダイヤル糸の取り回しもメモに書き残しました。糸の取り回し方法を記録、プーリーでの回し方向,回し順,回し数の記録、そして糸にテンションを与えるプーリー内のバネの取り付け方などを記録しました。
メモに書き残したダイヤル糸の取り回し方法
ダイヤル糸は丁寧に記録しておかないと、ラジオの修理が終わった後に、取り外す前と同じように糸を張ることはとても無理です。記憶だけに頼っていると後で後悔します。メモに残した後、これらチューニングに関わる部品を糸を含めて綺麗に外しました。そして、無くさないように一つの袋に収納しておきました。これで、安心して高周波関連の部品を調査できるようになりました。
取り外したチューニング関連の部品