東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

農耕用ディーゼルエンジンの調整

2006年10月12日 | 田舎暮らし
 夜勤明けから帰って寝ると、午後2時頃に目が覚めました。まだ体が覚醒していませんでしたが、大学生への稲刈りなどの指導が14日にあるため、その準備を早くしなければなりません。ちょっと眠い目をこすりながら田んぼに向かいました。稲の試し刈りは前日しているため、今日は脱穀機や籾摺機を動かす農耕用ディーゼルエンジンがちゃんと動くように調整しました。エンジンは常に2台用意しており、どちらかが故障しても代替できるようにしています。1台は先日動くことを確認しています。今日はもう一台を動かしてみました。ディーゼルエンジンを動かすためには軽油が必要です。まずは石油スタンドに行って軽油を買いました。

       石油スタンドで軽油購入     軽油をディーゼルエンジンに給油
 

  買った軽油は4リットルです。エンジンは単気筒なので、そんなにエネルギー消費量は多くありません。この秋で使う必要量の軽油を買いました。軽油をエンジンのタンクに入れるといよいよ動かします。しかしながら、一年ぶりに動かすためなかなか動きません。軽油を送出する燃料噴射ポンプと燃料噴射弁を確認しました。燃料の軽油が移動する管を取り外すなどして、軽油がちゃんと送出されているかの確認です。

     燃料噴射ポンプ部の確認           燃料噴射弁の確認
 

 燃料がちゃんと送出していることを確認すると、エアクリーナの付け根にあるガソリン挿入部に2,3滴のガソリンを入れます。これはエンジンが冷えているため最初ガソリンで爆発を誘導するためのものです。手でクランクを勢いよくまわしてデコンプレバーを離すと、マフラーから煙がもくもく出ました。そして、ポンポンとうるさい音を立てながらエンジンが動きフライホイールが回り始めました。このエンジンは相当古い骨董に近いエンジンなので小川の水で冷却します。すぐに小川に行って水を汲んできてエンジンに注ぎ込みました。

   煙を吐きフライホイールが回転        冷却用に小川の水を注ぐ
 

 冷却用の水を注いだ後、回転が安定するのを待ちました。次に回転スピードを安定させるため燃料噴射ポンプの軽油送出量を調整して燃料噴射弁のネジを回しました。これで安心して14日からの稲刈りや脱穀などに使えます。

       農耕用ディーゼルエンジンの回転数を調整


 農耕用ディーゼルエンジンを動かした後、1束の稲を刈りました。この稲束は明日職場のお年寄りに見せるものです。農家出身のお年寄りにとっては稲は懐かしいと思います。
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