東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年最初の稲刈り(コシヒカリ)

2006年10月10日 | 田舎暮らし
 今日も快適な秋空でした。仕事が休みなので田んぼに行って、今年初めての稲刈りをしました。今日刈る稲の品種はコシヒカリで、6月に恵泉女学園大学の学生が田植えした稲です。
 稲刈りをする前に準備です。まずは身支度。長靴に履き替えてタオルを頭に巻きます。普通の帽子は頭頂のぽっちが網にひっかかるため使えません。次に、小川の水で刈り取りに使うカマを丁寧に研ぎました。ちゃんと研がないと稲の茎がひっかかってちゃんと刈れません。そして、去年のわら束を小屋から取り出して、それを木槌でたたいてやわらかくします。このわら束のわら2,3本を使って刈り取った稲を束ねます。稲刈りの準備が終わると、いよいよ田んぼに入ります。最初に田んぼを覆っている防鳥用の網をめくるようにして外します。そして、いよいよ稲刈り開始です。

                 稲をカマで刈り取る


 稲株付近にはヒエなどの雑草がよく生えています。農薬を一切使っていないので雑草はどうしても避けられません。深水を管理して雑草が映えないようにしていますが100パーセント防ぐのはなかなか困難です。生き残った雑草は、稲刈りの時に除く必要があります。雑草をちゃんと除いて刈らないと、後の工程でお米の中に雑草の種が混じってしまいます。

      刈った稲を結束               稲束を仮干し
 

 カマで稲を何株か刈り取って束ね、それをわらで結束します。結束した稲束は刈り取った株の上において仮干しをします。そのとき、稲の穂が地面につかないように稲束を交互に重ねていきます。
 稲刈りは家族などでワイワイ言いながらするのが普通ですが、今日は一人でわびしく稲刈りです。今日は脱穀などに使う農機具の点検もしなければならないので、稲刈りは短時間で切り上げました。切り上げる前に、はさを田んぼに設置しました。仮干しした稲をちゃんと乾かすためです。

              設置したはさに稲束を掛ける


 短い竹6本、長い竹1本を小屋から持ち出してはさを作ります。そして、仮干しした稲束を次々に掛けていきました。干した稲は、一週間程度十分乾かしてから脱穀機で脱穀します。脱穀して袋にもみ(お米に殻がついたもの)が入ると、収穫した喜びがふつふつと沸いてきます。

                脱穀までの約1週間、十分乾燥させます


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