東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

別所小学校5年生稲刈り最終準備

2006年10月15日 | 農業体験

 別所小学校5年生2クラス80人が稲刈りするのは明後日17日の朝です。しかしながら、当日は夜勤明けなので早朝に準備する時間はありません。このため、今日稲刈り最終準備をしました。明後日仕事が終わってすぐに田んぼに駆けつけてすぐに稲刈り指導ができるように今日すべて準備しておきました。
 まず最初に、小学生達が使う鎌を必要本数用意して全部研ぎました。田んぼそばの小川で一本ずつ丁寧に研ぎました。ちゃんと研がないと、切れ味が悪く無理に刈ろうとして怪我をすることがあるからです。

              小川で鎌を丁寧に研ぐ


 鎌を全部研ぎ終わると古い脱穀機を準備しました。この脱穀機は「千歯こぎ」と言い、江戸時代に農民が実際に使っていたものです。同じような物が地域の歴史民俗館や民具博物館などによく展示してあります。現代ではハーベスターやコンバインなどの機械が使われていますが、江戸時代はこのような脱穀機を使っていました。この脱穀機を子供達に使わせることによって、稲の脱穀などの仕組みを肌で体験できます。

    江戸時代の脱穀機                脱穀機を組み立てる
 

 脱穀機「千歯こぎ」を組み立てて田んぼに設置する。「千歯」と言うぐらいあって、鉄製のとがった歯が多数並んでいます。鉄製の先端で怪我をしないように丁寧に扱います。

           脱穀機「千歯こぎ」を田んぼに設置


 脱穀機を設置し終わると後、こまごました用具を準備します。脱穀機から選別分離した米粒をすくう杓子、米粒をいれる袋、広いシートなどです。そして、脱穀した米粒をゴミとより分ける唐箕です。そして、子供達が使う稲束が取りやすいように竹ざおに掛けておきました。

         右が1組用、左が2組用の稲束、それぞれ生徒数分用意


 小学校5年生担任の先生から稲刈り確認メールが来ました。
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高橋様、お世話になっております。17日の稲刈りが迫ってきました。子ども達は大変楽しみにしています。予定通り、10時前にそちらに到着するペースで学校を出るつもりです。保護者の方は4名、お手伝いに来てくださいます。持ち物は前回の稲刈り同様、汚れてもいい服にタオルや水筒・軍手、一応レジャーシートを考えています。
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 明日は早番で夜勤入りです。そして、明後日明けの17日朝に小学生の稲刈りです。眠い目をこすりながらの稲刈り指導になりそうです。

コメント (1)
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