なりゆきで初めて端っこの席に座ったら、後ろに珍しいものが置かれていた。
レトロな店内ならそれもわからないでもないが、ここは『ごはん屋さん』の2階である。
新しくてサッパリした、どちらかというとライトな店内に、何の脈絡もなく和文タイプライターが置かれていた。
ちょっとハンドルをいじってみると、これがいい感じ。ちょっと重くて手ごたえがあるのだが、スーッと滑らかに動く。手を離すと、ハンドルはスーッと戻っていく。あっちこっちへスライドさせては放して楽しむ(笑)
これかー!
若いころ免許の書き替えで代書屋さんに行くと、事務服を着たおばちゃんがこれのデッカイやつのハンドルをあちこち動かしては、文字をバンバン打っていた。そう、あれだ。
どうやらこの中に活字がぎっしり詰まっていて、それを引っ張り出してはインクリボン越しに打つ仕組みらしい。
この活字の箱をひっくり返しちゃったら、専門の職人じゃなければ戻せないのだという。昼飯が来るのを待つ間にケータイでそんな情報を読んだものだから、急にドキドキしてきた。知らずに勝手に触りまくっていたからね(笑)。
食べ終わって文字を探すとしたら、こんな感じかな。
「うむ、普通にうまい。ハラいっぱいだ」
こんな感じで2000文字もあるらしい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます