はじめは青い斑点で、次が黒い星。そのうち目がかすんで新聞の文字も見えない。
昨夜、老父が老母にそんな症状を訴えた。
だいぶ回復したらしいのだが、かかりつけから紹介された救急センターに電話をすると、何かの前兆というケースもあるのでとにかく救急車を呼びなさいと。
桜木町の救急病院につくと、老父がが車椅子に乗り、老母がそれを押したそうだ。
いつもと反対の役割である。
診察後、異常はないとのことで廊下に出ると、そもそも外出が困難な老母は疲れ果て車椅子に座る。それをさっき救急車で運ばれてきた老父が押すことになったという。
笑えない老老介護のシーンである。
僕らは病院には間に合わず、すでにタクシーで帰宅した実家に駆けつけることになった。
両親が語るそんな話に笑えたのでよかったが、やはり放っておけないと実感する夜になったのである。
写真はまったく関係ありません。スーパーの買い物カート置き場。
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