問題は申告です

久しぶりに、大曲の食堂『鈴や』へ。
12時半だというのに、相席。相変わらずお客さんが多い。まだ上ったことのない２階からも、食べ終えたお客さんが後から後から下りてくる。
そして各々お会計していくのだが、伝票は存在しない。自己申告制なのである。お客との信頼関係により成り立っている昔ながらのスタイル。『味の店 後楽』なんかと一緒（最近は２階のみ伝票が出る）ですね。
そのレジのすぐ脇に座っていた僕が立ち上がると、おばちゃんはテーブルを見て言う。
「はい、チャーハン650円ね」
「いや、チャーハン大盛り！」
そう、こういうお店は、ズルをする気さえ起こらないんだな。
「あらごめん、じゃあ700円ね」
びっくりするほど大盛りなのに、たった50円増しだなんて、それだけでも申し訳ない気分になるいいお店なんだな。