高校野球、夏の県予選。平塚球場で開催されるのは今日が最後だ。
昼食を済ませてから2試合目を観に行く。
東海大相模 対 鎌倉学園の好カードである。内野スタンドは満員、外野席も開放された。
どちらが勝っても負けてもいいが、ちょっとだけ鎌倉学園に肩入れをしたい理由があった。同じ町内に住むA君がいるからだ。スポーツマンらしく、いつでも気持ちよく挨拶をしてくれる好青年。小さな弟の面倒見もいい。
先日の新聞には、なぜかランナーがいないと打てない、そして3年間の通算本塁打が1本という珍しい4番打者だと書かれていた。ところが、塁上にランナーがいるとめちゃくちゃ強いのが特徴。この夏も安打、打点ともチームでは群を抜く存在である。
今日も2安打1死球とひとり気を吐いたが、残念ながらチームは完封負け。よほど悔しかったとみえて、スタンドへの挨拶を終えベンチに戻ると泣き崩れてしまった。夏は今日で終わったのだ。
しばらくしゃがみこんでいた彼に、チームメイトが一人二人と声をかけ肩をたたく。ようやく立ち上がって、ゆっくりベンチの中に消えていく後姿を見送った。
視線を上げれば、スタンドでは応援団によるエールの交換が行なわれている。
エールが途切れると、かわって蝉の合唱が聞こえた。
僕にとっては、この夏はじめて聞く蝉の声だった。
9回2死1、2塁から、サイドスローになっちゃった東海大相模一二三投手に浴びせたセンター前のクリーンヒット。これが最後の打席になった。
一球一球に対する気持ち…
プロにはない何かを感じます。
鎌学、残念でしたね。。
私も母校の附属高は負けたので
大好きな横高を応援中です!!
夏の風物詩ですからね、高校野球は。
僕なんか、全国大会より地方大会が大好き。
決勝はヨタ高、失礼、横高VS東海相模ですね。
どちらもがんばれ!
ちなみに母校は1回戦で負けました。