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「銀座は下町」「巣鴨は下町風ではあるが実は下町ではない」
この本を読むと、そんなことがよくわかる。
タモリ倶楽部やアド街ック天国などにもよく登場するなぎら健壱氏著『ぼくらは下町探検隊』(ちくま文庫)だ。
小学五年生の少年がふとしたきっかけで、地元の下町を探索する話。1991年に子供向けに出版されたものが前半に収録されていて、後半はその11年後に少年の歩いた町をもう一度著者自身がたどってみるという構成だ。
前半も大人でも(いや、大人だからかな)充分楽しめる内容なのはもちろん、さらに後半にウンチクも盛りだくさんで楽しい。銀座生まれ、バリバリの下町っ子の著者ならではの思い入れもいっぱい。さらに著者撮影の写真、栗山邦正氏の挿絵も味わいがある。
少年は父親にかつての下町の話を聞き、いろいろなものが姿を消していることに気づくのだが、11年後には少年が歩いた当時のものさえもどんどん姿を消しているのに驚くばかりだ。
僕たちの町も、通勤時に見る街も、実はどんどん変わっているのに、気づかないだけなのかもしれない。
この本を読むと、そんなことがよくわかる。
タモリ倶楽部やアド街ック天国などにもよく登場するなぎら健壱氏著『ぼくらは下町探検隊』(ちくま文庫)だ。
小学五年生の少年がふとしたきっかけで、地元の下町を探索する話。1991年に子供向けに出版されたものが前半に収録されていて、後半はその11年後に少年の歩いた町をもう一度著者自身がたどってみるという構成だ。
前半も大人でも(いや、大人だからかな)充分楽しめる内容なのはもちろん、さらに後半にウンチクも盛りだくさんで楽しい。銀座生まれ、バリバリの下町っ子の著者ならではの思い入れもいっぱい。さらに著者撮影の写真、栗山邦正氏の挿絵も味わいがある。
少年は父親にかつての下町の話を聞き、いろいろなものが姿を消していることに気づくのだが、11年後には少年が歩いた当時のものさえもどんどん姿を消しているのに驚くばかりだ。
僕たちの町も、通勤時に見る街も、実はどんどん変わっているのに、気づかないだけなのかもしれない。