湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

席を譲りたくない時もある

2005-04-19 23:56:10 | あんな人こんな人
朝のライナーの静かな車内。後ろの方の席で、2歳位の子供が喋り続けていた。
周囲の人たちはたいへんだなぁと同情しつつ眠りに。
東京駅では、いつものように中央線のホーム。整列乗車の列に並んで乗ろうとすると、その列の後方、ホームの真ん中辺りにいたお年寄りの集団(男女12~13人)がいきなり横入りしてきた。
文句を言うヒマもないほどの早業。
そして乗車したらどんどん座るのだが、それでも残念ながら4~5人が椅子取りゲームに敗れてしまう。
しかし、その中の一人が大きな声で、こう言ったのだ。
「いいわよ、いいわよ、ずっと立って行くから」
お年寄りに挟まれていた人たち(ちゃんと整列乗車して座った人たち)が、仕方なく一人二人と立ち上がる。
結局、お年寄り団体全員が着席。
お見事!
一息つくと、お年寄りの一人が荷物を席に置いて立ち上がり、車内を歩きメンバー全員にプリントを配り始めた。
どうやら今日は、本郷あたりを散策するらしい。ということは、これからたくさん歩くので、そのために今は体力を温存しているということなのだろう。
歳を取るにつれてお年寄りに優しくなっている僕も、この光景を眼のあたりにしてさすがに悲しくなった。
ところが、同じ湘南ライナーに乗ってきたI君の悲劇はこの比ではない。
隣に座ったおじさんのイビキが激しかったらしいのだが、その合間につぶやく寝言がすごかった。
「~でちゅ」という赤ちゃん言葉だというのだ。そのたびに周囲からも笑いが漏れたらしい。
赤ちゃんと遊んでいる夢を見ているのならいいけれど、夢の中で幼児プレーだったら…。
もう気になって眠れなかったとか。
毎日通勤していると、実にいろんなことがありますね。
それでも僕たちはまた、今日も電車に乗っていくのだ。

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