湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

ズルズルやんりょります

2009-09-29 22:21:45 | B食の道


会社帰りに必ずこの店の前を通る。大きな釜と「やんりょります」という看板が目につくうどん屋さん。
数ヵ月前のオープン以来、いつも遅い時間までお客さんが入っていて驚く。ランチ時には列ができていることもある。店の名は『水道橋麺通団』。うどんブームの火付け役となった讃岐のタウン誌のメンバー(あの映画『うどん』のモデル)たちがプロデュースしたという。東京では、新宿、吉祥寺に次ぐ3号店である。白山通りから1本入ったところなのでちょっと分かりづらい場所にもかかわらず、なかなかの人気だ。
なのに、これまで僕が入る気にならなかったのは、なぜだろう。自分でも、よくわからない。決してうどんが嫌いという訳ではないし、一時は立ち食いといえばソバではなく、ウドンばかり食べていた時期もあったほどだ。『はなまるうどん』が進出してきた頃も、何度か食べている。
でも、なぜかハマらなかった。この日記の『B食の道』にも、うどんはほとんど登場していないはずだ。
強いていえば(というか単に)、僕が天の邪鬼だからか。ブームだ、人気だといえばいうほど乗りたくない派なので(笑)。
それが、NO残業DAYに独り残業をやらかした今晩、ふと覗くと店内はガラガラ。それじゃとばかりに扉を開けてみた。
頼んだのは『ねぎしょうゆ』の小(500円)。ブームには乗りたくないと言いながら、食べるんだったらコレと前から決めてあったりして(笑)。
あら、おいしい!ズルズルモグモグ、どんどん流し込む。
山盛りのネギの歯応えと辛さがいい。少しだけ見える粗く刻んだザーサイも、ほどよいアクセントになっている。そして、トッピングした「半熟たまご天」(100円)が、辛さを和らげてくれて大正解。麺がもちもちしているからか、小なのにお腹にもズシリときた。
こいつは、いい。天の邪鬼は返上することにしました(笑)。
滞在時間はたったの5分ばかりだったが、すっかり満足して店を出る。数十歩いった先にある金刀比羅宮東京分社に、「ごちそうさま、ありがとう」と頭を下げたことは言うまでもない。


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