湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

桜を倒して桜サク

2010-03-28 22:38:02 | 湘南ベルマーレグッズ


その日は、3歳の息子と二人で国立競技場のゴール裏にいた。
JFL(前年は「J1」という名称だった)の頃からホームゲームには家族で通っていた。もちろん国立で開催のゲームにも行っていたのだが、この時ばかりはまだ娘が生まれたばかりだったため二人で出掛けたというわけだ。1995年元旦のこと。
前年Jリーグに昇格したベルマーレは、前期11位だったものの後期は2位に躍進。そして天皇杯はあれよあれよという間に決勝まで上り詰めたのだった。
相手はこの年J昇格をすでに決めていたセレッソ大阪。ヤンマー時代もずっと相性が良かったので負ける気はしていなかったが、ただ一つ気になる点があった。
それは、天皇杯のデザインが桜だったこと。桜が桜のカップを掲げるという出来すぎの構図が頭をよぎっていたのだ。
ところが、フタをあけてみればあっさり完勝。前々年のベスト4進出のころから言われ始めた「湘南の暴れん坊」がメディアに踊った。
小さな息子を抱っこして信濃町駅に向かう黄緑色の僕に、突然桜色のサポーターが声をかけてきた。
「今年はまたよろしくお願いします」と。
「こちらこそ、お願いします。頑張りましょうね」
遅れてJに昇格という仲間意識か、さわやかに言葉を交わした記憶がある。
さて、これはベルマーレとして初めて天皇杯を掲げた記念のキーホルダー。サポーターズクラブ会員に送られてきたものだ。桜のマークがデザインされている。


今日も寒かったが、昨日に比べ桜の花はかなり開きましたね。

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