湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

哀愁のプラットホーム

2017-02-03 22:52:49 | B食の道


大船駅構内にあった立ち食いそばの「大船軒」の看板が、いつのまにか「濱そば」に掛け替えられていた。

ということはもしかしたら・・・と不安な気持ちで東海道線下りホームへ行くと、おぉ!
紺地に「大船軒」と白く抜かれた暖簾が見えた。よかった。

いつものように「かき揚げそば」(400円)を頼む。おばちゃんの昔ながらのオペレーションを経て、目の前に丼が置かれた。安心。

なにしろ「濱そば」になる前、何年か前にリニューアルされた「大船軒」では、出汁を鍋からオタマですくうのではなく、自動で注がれる装置が導入されていてガッカリしたものだ。

やはり、丼に添えたおばちゃんの指に、注いだ熱々の出汁がかかるくらいの勢いが駅そばの醍醐味である(笑)。JRE系に統合されるに連れ、こういう店がどんどん減っていて実に嘆かわしい。

おばちゃんによると、「大船軒」の暖簾を掛けているのは「ここと藤沢のホームだけ」らしい。自動化が難しいくらい狭い店だからこそ生き残っているのかもしれない。平塚駅ホームの階段下にあった店も、とっくに姿を消している。
或る日突然、ということもあるかもしれない。今のうちに堪能しておこう。


プラットホームの店といえばここ