かつて虎尾の郡役所であったこの建物は、現在、布袋戯(ポテヒ)という台湾の伝統芸能である人形劇の記念館になっています。
布袋戯(ポテヒ)はもともと、中国福建省の泉州に起源があるのですが、そこから台湾にも伝わり、今では台湾で最も発展した伝統芸能です。ここには布袋戯(ポテヒ)で使用される人形が多く展示されています。
布袋戯(ポテヒ)は台湾各地でその催しがありますが、舞台装置はこのような屋台のような形をしています。「頂蓬」という飾り屋根のついた舞台は大変ゴージャス。舞台の背景にはカーテンがしてありますが、人形を操る人はその後ろに隠れていて、腕につけた人形だけを前にかざして動かしています。舞台の両脇を支える柱は「龍柱」といい、たいてい素晴らしい彫刻が施されています。舞台の上の部分には窓がありますが、時折人形をひょいと放り投げ、この窓にくぐらせるという、人形使いのプロの技が見られたりします。
劇の最中は、ちょうどこんな感じなんですねえ。
コレクターの布袋戯(ポテヒ)人形が並んでいました。
しかし現在では、昔の人形よりも人形の顔やスタイルがアニメっぽくなっていて、以前のものと比べるとちょっとパワーアップしています。
衣装や被り物がずいぶん派手になっています。
おお、麗しい!まるでスマホやパソコンのゲームから飛び出したようなキャラ。
こちらはなんとも神々しいですね。
まるでアニメの世界だ!!
この表情なんか、GACKTみたいじゃない??
雲林布袋戲館:虎尾鎮林森路一段498號