ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

観劇半日ツアーに参加して

2016-04-17 15:27:10 | 試してみてね
 知り合いの台湾の方が日本語ガイドのボランティアをしている関係で、先日、半日の観劇ツアーに参加してきました。知人が所属しているのは、「台北街歩きツアー」という団体で、定期的に一日遊覧ツアーを企画、実行しています。
 対象は地元の台湾の方だけではなく、外国人でもOKなのです。ガイドさんは英語、日本語のできる方もいらっしゃいますので、興味のある方は来台にあわせてどうぞご参加ください。
 台北街歩きツアーのサイトはこちらです。

 さて、今回参加したツアーでは、歌仔戲(ゴアヒ)という台湾オペラ、小劇団による現代風歌劇、布袋戲(ポテヒ)という伝統的な人形劇という3種類の劇を鑑賞するコース。今回のお客さんは台湾の方と日本人というわけで、ガイドさんの説明も中国語と日本語で行われました。

    
 まずは迪化街にある大稻埕故事工坊という建物の前に集合し、最初に行われる歌仔戲(ゴアヒ)を鑑賞しました。



 まずは劇が始まる前に、楽器担当の方々は慎重にチューニング。



 劇が始まりました。台湾固有の伝統芸能である歌仔戲(ゴアヒ)は、日本の宝塚歌劇団のように、劇が主に女性だけで行われるのが特徴です。台湾語で行われるので、何を言っているのかわかりませんが、ちゃんと字幕がスクリーンに出ますのでご心配なく。今回はほのぼのするような恋愛劇でした。



 劇が終わって役者さんたちがご挨拶。衣装が素敵ですね。



 次に延平北路と重慶北路の間にある茶芸館「有記名茶」へ行きました。一階では茶葉や茶器などを販売していますが・・・



 二階はこのようになっております。



 お茶を飲むスペースがあり、小さなステージもあって、定期的に舞台鑑賞ができるようになっています。



 ガイドさんによる芸の説明がありました。二つ目の劇は、台北の小さな劇団による、現代風にアレンジした古典劇。



 お客さんはテーブルについて幕が開くのを待ちます。



 お、始まりました。



 ステージの脇には楽器隊。



 日本人の観客のために、日本語による字幕も出ていました。



 このお話はなかなか面白かったです。珍珠奶茶(パールミルクティー)がどうやって誕生したのか、という実話を元にユーモアを交えてお話が展開します。



 茶葉のお店の主人が登場。



 白い服を着た女性がミルクティーを、黒い衣装を着た男性が珍珠(タピオカ)を表現しています。最後に腕を組み合って踊り、融合を表現していました。



 最後にライバル店同士だった、ミルクティーのお店とタピオカティーのお店は協力して、それぞれの看板メニューを合体させることにしました、とさ!



 めでたし、めでたし!とここで終劇。楽しい劇でした。


    
 最後に保安街にある「順天外科醫院」というカフェの最上階にあるイベントスペースで、布袋戲(ポテヒ)が行われました。ガイドさんの後ろに見えるのが布袋戲(ポテヒ)の人形劇に使われるステージです。



 人形は向かって右側の「入相」と書いてある窓口から登場します。



 人形師さんの巧みな人形遣いに驚かされます。時には人形をぽんと高く放り投げて、上にある窓をくぐらせることもあるんですよ。



 今回の劇は勧善懲悪もので、わかりやすく、面白かったです。



 客席からは見えないのですが、ステージの後ろに楽団がいて、「北管」という中国北方の流れをくむ旋律で音楽を奏でます。



 人形遣いの方は人形を操るだけではなく、台詞も言います。



 楽しい観劇のひと時でした。




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