南投縣竹山鎮にある観光地、杉林渓にやってきました。名前通り杉の木が覆い茂る山の景色がウリモノの自然公園です。緑溢れる風景はマイナスイオンが噴き出しているかのようなすがすがしさ。だけど、日本人にとって杉林なんてさほど珍しくないんじゃなーい?なあんて意見もあるでしょうね。だけど、ここは杉林だけがウリモノではないんです。
杉林渓へはゲートからマイカーでは行けないシステムになっています。突き当たりの滝まで行くと2キロ以上歩かなくちゃいけないので、園のバス(有料)を利用してくださいね。もちろん歩きたい方は徒歩で奥までどうぞ。いや、歩くなんぞ勘弁という方はゲート前にある赤い紅葉でも見て、お土産屋さんを冷やかすのもいいでしょう。
杉林渓の突き当たりに広がる景色は圧巻です!翡翠色の水を湛えた池の向こう側には不思議な洞窟が口を開けていました。
崖の谷間からは滝が流れ落ちています。
その滝の下から遊歩道が設けられていますが、道なりに進むと洞窟の中に入っていきます。この「松瀧岩」洞窟は高さ30メートル、幅が68メートル、深さ25メートルもあって、天井からは鍾乳石が垂れ下がっています。
遠くから見ると洞窟がぽっかり口を開けているのがよくわかりますね。
さて、杉林渓のゲートから松瀧岩まで園内専用のバスに乗ると途中に一つ駅があって、ここでお客さんが大勢乗り降りしています。何かあるのかなと思い、下車してみたら「花卉中心(花びらセンター)」という施設がありました。ちょうど牡丹の花の展示がありましたので見てみることにしました。
すると中には本当にたっくさんの牡丹の花が咲いていました。
ピンク色の牡丹や白い牡丹や・・・
真っ赤な牡丹も。どの花も子どもの顔くらいの大きさがあり、あちこちで咲いている様は圧巻でした。
中にはこんな牡丹もありました。ピンク色の花の中に赤い色が混じっていて作りものみたい!でも、本当のお花なんです。
チューリップコーナーも端っこの方にありました。ちょっと変わった種類のチューリップ、ブラックチューリップや白と赤紫色のチューリップがあり、珍しいな~と思いながら見ました。
牡丹の展示は毎年3月下旬から4月下旬までだそうです。
杉林渓への行き方:台鐡台中駅、または高鐡台中駅から台湾好行バスで溪頭線(B線)に乗り、終点の杉林渓で下車。(ただしB線は企画中なので、確認の上ご乗車ください)
再び4月に杉林渓へ訪れたので、そのときの写真も追加でアップいたします。
滝のあるエリアの前に架かる吊橋も有名です。
99吊橋という名前なんですね。
大勢のお客さんがこの橋を渡ってから滝の見物をします。
ぽっかり口をあけた洞窟の奥にも遊歩道が設けられていて、散策ができますよ!
かなり神秘的な風景です。
洞窟の奥から眺めると、こんな感じ。
フラワーセンターにも再度行ってみました。牡丹の花はやっぱりきれい!
花弁が幾重にも重なっていて、ゴージャスな花ですね。
春なのに紅葉も見られます。4月でも杉林渓の気温は冬並みに寒いんです。
葉牡丹も植えられていました。
色とりどりのチューリップも健在。
チューリップもいろんな品種があるんですね。
花弁の先がとんがったような形のチューリップもありました。