ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

豆腐の街深坑 その3

2006-03-21 00:33:05 | 町を訪ねて
 豆腐のイメージが強い深坑ですが、実はここのちまきも有名。「老街」のあちこちでちまきが吊り下げられているのを見ると、思わず2,3個買ってしまいそう。写真のお店「雪子」はNHKの「味わいパスポート」で磯野貴理子さんが取材に来たところ。
ここには6種類のちまきがあってそれぞれ特徴があるのですが、お薦めは具の多い南部ちまきですな。(写真参照)

 ツアーの台湾旅行に飽きたらこんな深坑にぶらっと訪れるってのもいいもんですよ。

豆腐の街深坑 その2

2006-03-19 00:41:16 | 町を訪ねて
豆腐花を食べさせるデザート屋さんもみっけ。豆腐花は中国や東南アジアでよく見られる豆腐デザートだけど、台湾の豆腐花のお店はなかなかあか抜けたもんです。写真はその店先。豆腐花を作る木の樽がインテリアにもなっています。
店の雰囲気も茶芸館みたいで洒落ていました。また、老板のお兄さんは日本語が話せました。


豆腐の街深坑 その1

2006-03-19 00:34:05 | 町を訪ねて
 台北市の隣に深坑郷というところがあります。ここは豆腐で有名な町と聞き、行ってみましたバイクで30分。
 
 この日は日曜日だったので「老街」と呼ばれる中心街は観光客でいっぱい。皆さん深坑の豆腐目当てにやって来たんでしょう、「老街」の両脇に立ち並ぶ豆腐料理レストランは超満員。ここの豆腐は普通の豆腐と異なり、昔ながらの製法で作られた素朴なもの。(木綿豆腐に更ににがりを効かせたものを想像してみてください。でもってきめの粗いやつね。)で、これを煮たり揚げたりってのが深坑豆腐料理であります。当然のことながら例のおぞましき台湾名物「臭豆腐」の店も多数あって、くさぁ~い匂いにくらくらしながら通りを歩いたのですが、臭豆腐以外のレストランもあったのでそこで腹ごしらえ。煮込み豆腐と湯葉巻き揚げ(湯葉の中に牡蠣や中国ハムが入っていた)などを食べました。確かに豆腐は昔懐かしい素朴な味わい。鐘を鳴らしながら売りに来た豆腐屋さんの木綿豆腐に
煮ているような・・・・・

 写真はにぎやかな深坑老街の様子です。

公園の遊具

2006-03-18 00:05:00 | 生活に関する話題
 母である現在、子どもをよく公園に連れて行くので今回は毎日行く公園についてお話します。

 公園では子供が遊びお年寄りがくつろぐというのはどこの国でも同じ情景でしょうが、台湾の公園はいくつかの特徴があるように思うのです。特に遊具。写真をご覧ください。これは台湾ではごく一般的な滑り台。台湾らしく椰子の木らしき飾りが付いていますが、こちらではこのようなプラスチック製の滑り台が主流です。しかも赤とか黄色とか緑など原色の物多し。もちろんコンクリート製や金属製もありますが、プラスチック製が目をひきますな。でもって写真のように○と×のパズルのようなものがついているのも多いのです。いったいこの○×は何のためについているのか、台湾の人にきいても確かな答えは未だえられていません。○×の代わりにアルファベットのものもあり、また福笑いのように目、鼻、口のパズルになっているのも見ました。日本の滑り台は今どんなでしょうか。


ただ今人気沸騰!豪華バス

2006-03-17 23:43:32 | 生活に関する話題
台湾では中、長距離の高速バス事業の自由化が進んでおり、2列座席で軽食・飲物のサービスが付き、トイレも完備された豪華バスが、大都市間では24時間、頻繁に運行されています。そんな多種多様のバス会社の中でも一番人気といわれるALOHAバス(阿羅哈客運)に乗ったのでした。

バス乗り場は台北市の承徳路。ここには多くのバス会社のステーションがあり、客引き合戦もにぎにぎしく活気が溢れておりました。ALOHAバスは待合室の椅子からして大きなソファー。出発を待つ客に温かいコーヒーのサービスまでありました。男性従業員は黒のタキシード、女性従業員はALOHAバスのカラーでもある緑のツーピースに身を包み、かなり丁寧な対応をしてまれます。あいにくの雨の日だったけどバスの昇降口までビニールシートの簡易屋根がついているので濡れる心配はなし。いやはや聞きしにまさるサービスの良さ。

さていざ出発。バスに乗ってみるとALOHAバスはたったの2列座席。そのかわりひとりひとりの座席がゆったりと大きい総統椅子。そして個人液晶(パーソナルビデオ)もついていてなんとテレビが見られる!テレビゲームもできる!その上座席にはマッサージ機能まで付いており、リモコン操作すると背もたれとふくらはぎを載せている部分に低周波の電流が流れ、ボタン調節でその速度や強弱も変えられるってわけ。またビジネスマンのためなのでしょうか、各座席の脇にはノートパソコン用の電源もありました。

更にこのバスには客室乗務員のお姉ちゃんまで乗っていて、新聞、雑誌を配ってくれたり、おしぼり、お茶、コーヒー、カステラなども持ってきてくれてスチュワーデスさんみたい。飛行機に乗ってるのかと思っちゃうほど。また、台湾のバスは冬でもクーラーがついていることが多く寒いのですが、ALOHAバスでは冬場は毛布のサービスがあります。(寒いんだからクーラーなんかつけなきゃいいんだけどね)

至れり尽くせり、日本では考えられない充実したバスサービスを活用して、貴方も台湾各地へ出かけてみませんか?



お正月の飾り その2

2006-03-17 23:26:57 | 台湾の風習
また、大根も台湾では縁起物。台湾語で大根のことを「ツァイタオ」と言い、「好彩頭」(いいことあるぞー)の彩頭と発音が似ていることから写真のように大根を鉢植え籠盛りにして用いられたりします。お正月らしく赤大根もお目見えしたり。

その他にもお正月に欠かせない植物といえば銀柳(ネコヤナギ)、枝付きの松ぼっくり。大きな花瓶に豪快にイキに飾り付けられます。お正月用には金や銀のスプレーで色づけされているのが主流です。

お正月の飾り その1

2006-03-17 23:20:30 | 台湾の風習
春節前になると市場やスーパー、デパートなどではお正月用品を売り出し、大変にぎやかで活気に満ちています。中でもお花屋さん、果物屋さんでは普段お目にかからないお正月ならではのものが売られており、華やかで見ているだけでも心がウキウキしてきます。台湾ではお正月には装飾用(お供え用)にどんなものを皆さん購入するのでしょうか。

果物屋さんで目に付くのはまずパイナップル。いつも売っているパイナップルと違い、葉と実の間に赤いリボンをかけたものがどっさり。台湾ではパイナップルのことを「鳳梨」といい、好運旺旺来(幸運があふれ来る)という縁起のいい言葉の旺来と鳳梨の台湾語の発音が似ている(オンライって言うんだそうな)ので、パイナップルはお正月の飾りには欠かせないのだそうです。お正月用には写真の通り葉の部分がたくさんついているものが好まれます。またパイナップルがおめでたい赤色で染められているのもあります。

パイナップルだけでなく、お正月の果物の王様は橘子(みかん)。「橘」の発音と「吉」の発音が似ているため縁起を担ぎ、柑橘類はいろいろな形で飾られます。写真のように(パイナップルの並びの前列)大きなみかんに赤いリボンを付けてお供えしたり、小さい赤いリボンをたくさん付けたキンカンの鉢植もお正月にはポピュラーな飾りとして用いられます。


公園で足の裏マッサージを

2006-03-17 22:55:11 | 生活に関する話題
30代40代の日本のOLに台湾旅行は「癒しの旅」として人気が高いと聞きました。というのはその行程には“温泉”、“エステ”、“マッサージ”、“よく当たる占い”、“おいしい点心にデザート”というような内容が盛り込まれているからだそうです。台湾にどれくらい癒し度数があるのかそれは定かではございませんが、確かにマッサージの類の店はそこここにあるんで、疲れた体をちょいとほぐしてもらおうかとぶらっと入ることは簡単です。最近は外来語を使って「馬殺鶏」と看板を掲げている店あれば、英語や日本語で看板をあげ、外国人観光客をもねらっているところも見受けられますし、サウナにはもちろん、マダムの集うエステサロンでもマッサージコースは必須であります。美容院でも美容師さんに「最近肩凝ってるのよねん、ちょっとやってくれない?」と頼めばタイガーバームの匂いがする塗り薬を塗ってくれた上でマッサージをしてもらえますので癒しにはもってこいかも。

医療としてみれば、推拿を中心に整体を行う専門的な医院も存在すれば、漢方薬医院にはあらゆるマッサージコースがあり、「抜罐」(カッピング)、針灸といった治療手段を施すところもあちこちで見られます。とにかく台湾にはこういった健康センター(もどきもあるでよ)は多いので観光ついでに体験するのもおもしろいでしょう。

特に観光客に人気があるのは脚底按摩(足の裏マッサージ)。今じゃ台北の町に脚底按摩の店はあふれているぐらいですが、話の種にやってみるのもいいでしょう。料金は店によって多少異なりますが、平均すると一時間1000元というところ。確かに痛いことは痛いけれど結構はまってしまう心地よさ。

もっと手軽に足の裏マッサージができるところもありますよ。なんとそれは公園なのでありまーす。台湾の公園には石で作られた凸凹の道が設置されていることが少なくありません。写真はわが家のすぐ裏にある公園ですが、ここにも石の凸凹道があります。ここを裸足で歩けば足の裏のツボが刺激されるという仕組み。よくおじいさんやおばあさんがサンダルを脱いでこの道をひょいひょい行ったり来たりしている光景が見られるので、いっちょ挑戦してみようと試みたところ、一歩も歩かぬまに
 あ゛ーっ、ぎゃーっ、ひぇぇぇぇぇーーーっ
となりましたのでやめました。なんでおばあさん達は平気なの???

天頼温泉

2006-03-16 00:05:14 | 温泉
 日本ほどじゃないにしても台湾も結構温泉天国だということは意外と知られていないのではないでしょうか。台湾の地図を見てみると東部、西部、南部、北部、中央部と温泉地域がこのフォルモサを網羅しているのがわかります。

 台北市内にも北投温泉があるし、日本人学校もあり日本人居住区としても有名な天母から奥へちょっと入った地域もずらっと温泉街になっているのです。しかしそこは台湾。日本の温泉とはやや趣を異にしており、温泉旅館ならぬ温泉レストランというのが台北の郊外には多く点在しています。また、日本と大きく違うことに水着着用の混浴露天風呂が割と多いという特徴があげられます。

 最近の温泉ブームで台湾中温泉旅館や温泉レストランの建設ラッシュなのですが、日本のまねして雰囲気のいい露天風呂を作ったり、SPAをうたい文句にジャグジーや噴水、人工の滝などいろいろな種類の風呂を用意したりと台湾も日本に負けず劣らず“癒しブーム”なのかもしれません。かく言うわが家もこちらに来てからすっかり温泉にはまってしまい、月に一度の割合で「泡湯(温泉に浸かる)」しています。

 先日も台北からバスで一時間のところにある山の湯、天頼温泉へ行って参りました。台湾でも有名なこの温泉は公園の中にミルク風呂、お茶風呂、香草風呂など十数種類のいろいろな露天風呂を設置したレジャー度の高いもので、大変人気がある
ようなのですが、温泉は静かにゆっくりのんびり落ち着いて入るものという先入観のある我々日本人にはなんとも不思議な空間でありました。

これが「山蘇」だ

2006-03-15 23:42:26 | 野菜、果物
 台湾には日本にはない野菜がいろいろ存在します。所変われば品変わるっていう言葉を改めて感じています。

 今回紹介するのは行きつけの八百屋の老板お勧めの野菜山蘇です。こいつは一見観葉植物の葉っぱような形と色をしていながらりっぱに食用ざんす。食べるには下ごしらえとして写真右のように葉枝(?)の太いところをちぎっておいてから炒めるようにと老板から教えてもらいました。食べてみると意外にシャキシャキしていてほんの少しぬめりが出て好吃。おっと、ここは台湾だから「好呷(ホウジャ)」と言うべきか。

 ちなみに山蘇は冬の野菜なのであったかい時期はあまり見かけせん。というわけでこっちの人は正月料理に使ったりもするそうです。