ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

お正月の飾り その1

2006-03-17 23:20:30 | 台湾の風習
春節前になると市場やスーパー、デパートなどではお正月用品を売り出し、大変にぎやかで活気に満ちています。中でもお花屋さん、果物屋さんでは普段お目にかからないお正月ならではのものが売られており、華やかで見ているだけでも心がウキウキしてきます。台湾ではお正月には装飾用(お供え用)にどんなものを皆さん購入するのでしょうか。

果物屋さんで目に付くのはまずパイナップル。いつも売っているパイナップルと違い、葉と実の間に赤いリボンをかけたものがどっさり。台湾ではパイナップルのことを「鳳梨」といい、好運旺旺来(幸運があふれ来る)という縁起のいい言葉の旺来と鳳梨の台湾語の発音が似ている(オンライって言うんだそうな)ので、パイナップルはお正月の飾りには欠かせないのだそうです。お正月用には写真の通り葉の部分がたくさんついているものが好まれます。またパイナップルがおめでたい赤色で染められているのもあります。

パイナップルだけでなく、お正月の果物の王様は橘子(みかん)。「橘」の発音と「吉」の発音が似ているため縁起を担ぎ、柑橘類はいろいろな形で飾られます。写真のように(パイナップルの並びの前列)大きなみかんに赤いリボンを付けてお供えしたり、小さい赤いリボンをたくさん付けたキンカンの鉢植もお正月にはポピュラーな飾りとして用いられます。


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