錦之助ざんまい

時代劇のスーパースター中村錦之助(萬屋錦之介)の出演した映画について、感想や監督・共演者のことなどを書いていきます。

錦之助よ、永遠なれ!(その11)

2013-10-22 22:27:51 | 2013年錦之助映画祭り
 「中村錦之助伝 上巻」の最後の仕上げにかかっている。細かい所の確認やら、文章の直しやらで、大変である。
 この一週間、巻末の「舞台出演リスト」をできる限り完全なものにしようと、いろいろな資料を調べていた。早稲田の演劇博物館へ二日間行って、十時間くらい居たであろうか。それでもまだ不明な箇所がいくつかある。なにしろ昭和11年から昭和28年まで錦之助が出演した昔の歌舞伎の舞台のことなのだから、分からなくても仕方がないと思うが、調べられることはほとんど調べたと思う。錦ちゃんの本にあるリストは不備が多く、私の作ったリストが決定版になると信じている。
 本の出版は、上映会の初日までになんとか間に合わせたい。
 本文に入れる写真の著作権などの承認の手続きは、済ませた。カバーデザインは、知り合いの有能なデザイナーに依頼したが、先日、ラフが上がってきた。『笛吹童子』の錦ちゃんの美しい横顔を大きくあしらったものだ。帯に載せる言葉は、すでに二代目中村錦之助からいただいている。
 印刷所へ入稿するまであと一週間しかないので、今かなり焦っている。全力を尽くして、満足のいく本にしたいので、ギリギリまでがんばるつもりだ。

 18日(金)にNHKのテレビ番組、獅童さんのファミリーヒストリーを見た。よく調べて作っていたと思うが、いくつか首をかしげたくなる箇所もあった。
 20日(日)に澤村田之助さんのマネージャーと会う。「錦之助伝」の戦前の歌舞伎時代のところを田之助さんに目を通していただきたく、原稿を渡してお願いしたのだが、日数もないので、無理かもしれない。
 今日(22日)、林家木久扇さんからハガキをいただく。チラシを送って、また「笑点」で「錦之助祭り」の宣伝をしていただきたいとお願いしておいたのだが、11月放映の録画撮りが間に合わなくて、ダメだったというお返事。残念。