11月の「錦之助映画祭り」は、11月8日(日)から11月22日(日)の15日間になりそうだ。この期間中に祝日はないが、土曜が2日、日曜が3日ある。新文芸座のチーフの矢田さんはこの日程で調整を始めている。あとはマルハン本社の認可を受ければ、いよいよゴーということに。多分来週中には本決まりになるのではないかと思う。
新文芸坐の上映スケジュールはすでに11月3日までは決定している。10月27日(火)から11月3日(火)までの8日間は「中原早苗&深作欣二監督特集」。その後が未定なのだが、11月4日(水)から7日(土)までの4日間に洋画(新作)の二本立てをやって、8日の日曜から「錦之助映画祭り」になだれ込むことになりそうだ。
私も今週、あちこちに電話をかけて根回しを始めた。9月20日ごろにはチラシを作り、印刷所に入れたいと思っている。10月初めにはチラシを完成させ、配布したい。1ヶ月前にチラシをまくのでは遅いのだが、スケジュールが立たないので仕方がない。チラシを作るには、プログラムを確定しなければならない。が、そのためには上映フィルムの確保を済ませ、また、お招きするトーク・ゲストと上映作品や日程の打ち合わせを進めなければならない。もたもたしてはいられない。
月曜と火曜の両日でおよそ20人の方に電話した。
まず、東映関係では、東映の取締役のHさん、東映営業部のSさん、東映ビデオ営業部のKさん。
営業部のSさんからは上映フィルムの予約状況の確認をしてもらっている。10月終わりから11月初旬にかけて『宮本武蔵・巌流島の決斗』『江戸っ子繁昌記』『真田風雲録』の3本は映画館にフィルムを貸し出す予定があるとのこと。(浅草名画座、銀座シネパトス、上田映画祭。)が、この3本は、「錦之助映画祭り」では11月中旬以降に上映すれば大丈夫なようだ。ただ、問題が二つあって、『浪花の恋の物語』は、Tジョイの東映時代劇祭で急遽上映作品のラインアップに上がって予約が入ってしまい貸し出せないとのこと。それと『冷飯とおさんとちゃん』はフィルム状態が悪く、貸し出し困難だと言われる。この映画、3年ほど前に三百人劇場の田坂具隆監督特集で観たが、それから多分一度も上映していないはず。どうしたのだろう。褪色が進んで、パーコレーター(フィルム両脇の穴)の具合も悪いとの話。この二作品はどうしても上映したい。フィルムセンターが所蔵しているので、できればフィルムセンターから借りたいと思っている。
錦之助映画ファンの会がお金を出してニュープリントを作る予定の5作品は、東映に正式に発注した。前回の『紅顔無双流・剣は知っていた』の例もあるように、倉庫でネガをチェックしたら、ネガの状態が悪くプリントできないこともあるからだ。『江戸っ子奉行・天下を斬る男』は大丈夫だと思うが、『ゆうれい船』『任侠清水港』『一心太助・男の中の男一匹』は心配だ。
フィルムセンターの学芸員の板倉さんにメールで、借りたいフィルムのリストを送る。早速返信あり。『続親鸞』は、フィルム状態が悪く、上映不可とのこと。困った!前回『親鸞』を上映して、今回は続篇の上映を期待している人がものすごく多いにちがいない。板倉さんにはもう一度フィルムを点検してもらうように懇請。16ミリの『勢ぞろい喧嘩若衆』と『あばれ振袖』も、フィルム状態を点検するとのこと。来週には判明するそうだ。
京都文化博物館の映画室チーフの森脇さんに、『風と女と旅鴉』を借りられないかと打診。東映本社の許諾があれば、貸し出し可能なそうだが、フィルムの所有者が京都府なので、審査が厳しいようだ。
お招きしようと思うゲストとの交渉も開始した。
有馬稲子さんはほぼオーケー。来週には正式なお返事をいただけると思うが、上映作品の『浪花の恋の物語』を何とかしなければならない。
丘さとみさんとは30分くらい電話で話した。説得の甲斐あって、今回はトーク・ゲストに出演していただけるとのお返事。嬉しい!14日の日曜、ニュープリント2本、『美男城』と『江戸っ子奉行・天下を斬る男』の上映日に丘さんのトーク・ショーを予定。この日は大盛況になりそうだ。聞き手は円尾敏郎さん。これは丘さんのご指名。
円山榮子さんもオーケー。わざわざ京都からいらしてくださる。8日初日、『ゆうれい船・前后篇』の日にトークを予定している。(つづく)
新文芸坐の上映スケジュールはすでに11月3日までは決定している。10月27日(火)から11月3日(火)までの8日間は「中原早苗&深作欣二監督特集」。その後が未定なのだが、11月4日(水)から7日(土)までの4日間に洋画(新作)の二本立てをやって、8日の日曜から「錦之助映画祭り」になだれ込むことになりそうだ。
私も今週、あちこちに電話をかけて根回しを始めた。9月20日ごろにはチラシを作り、印刷所に入れたいと思っている。10月初めにはチラシを完成させ、配布したい。1ヶ月前にチラシをまくのでは遅いのだが、スケジュールが立たないので仕方がない。チラシを作るには、プログラムを確定しなければならない。が、そのためには上映フィルムの確保を済ませ、また、お招きするトーク・ゲストと上映作品や日程の打ち合わせを進めなければならない。もたもたしてはいられない。
月曜と火曜の両日でおよそ20人の方に電話した。
まず、東映関係では、東映の取締役のHさん、東映営業部のSさん、東映ビデオ営業部のKさん。
営業部のSさんからは上映フィルムの予約状況の確認をしてもらっている。10月終わりから11月初旬にかけて『宮本武蔵・巌流島の決斗』『江戸っ子繁昌記』『真田風雲録』の3本は映画館にフィルムを貸し出す予定があるとのこと。(浅草名画座、銀座シネパトス、上田映画祭。)が、この3本は、「錦之助映画祭り」では11月中旬以降に上映すれば大丈夫なようだ。ただ、問題が二つあって、『浪花の恋の物語』は、Tジョイの東映時代劇祭で急遽上映作品のラインアップに上がって予約が入ってしまい貸し出せないとのこと。それと『冷飯とおさんとちゃん』はフィルム状態が悪く、貸し出し困難だと言われる。この映画、3年ほど前に三百人劇場の田坂具隆監督特集で観たが、それから多分一度も上映していないはず。どうしたのだろう。褪色が進んで、パーコレーター(フィルム両脇の穴)の具合も悪いとの話。この二作品はどうしても上映したい。フィルムセンターが所蔵しているので、できればフィルムセンターから借りたいと思っている。
錦之助映画ファンの会がお金を出してニュープリントを作る予定の5作品は、東映に正式に発注した。前回の『紅顔無双流・剣は知っていた』の例もあるように、倉庫でネガをチェックしたら、ネガの状態が悪くプリントできないこともあるからだ。『江戸っ子奉行・天下を斬る男』は大丈夫だと思うが、『ゆうれい船』『任侠清水港』『一心太助・男の中の男一匹』は心配だ。
フィルムセンターの学芸員の板倉さんにメールで、借りたいフィルムのリストを送る。早速返信あり。『続親鸞』は、フィルム状態が悪く、上映不可とのこと。困った!前回『親鸞』を上映して、今回は続篇の上映を期待している人がものすごく多いにちがいない。板倉さんにはもう一度フィルムを点検してもらうように懇請。16ミリの『勢ぞろい喧嘩若衆』と『あばれ振袖』も、フィルム状態を点検するとのこと。来週には判明するそうだ。
京都文化博物館の映画室チーフの森脇さんに、『風と女と旅鴉』を借りられないかと打診。東映本社の許諾があれば、貸し出し可能なそうだが、フィルムの所有者が京都府なので、審査が厳しいようだ。
お招きしようと思うゲストとの交渉も開始した。
有馬稲子さんはほぼオーケー。来週には正式なお返事をいただけると思うが、上映作品の『浪花の恋の物語』を何とかしなければならない。
丘さとみさんとは30分くらい電話で話した。説得の甲斐あって、今回はトーク・ゲストに出演していただけるとのお返事。嬉しい!14日の日曜、ニュープリント2本、『美男城』と『江戸っ子奉行・天下を斬る男』の上映日に丘さんのトーク・ショーを予定。この日は大盛況になりそうだ。聞き手は円尾敏郎さん。これは丘さんのご指名。
円山榮子さんもオーケー。わざわざ京都からいらしてくださる。8日初日、『ゆうれい船・前后篇』の日にトークを予定している。(つづく)