錦之助ざんまい

時代劇のスーパースター中村錦之助(萬屋錦之介)の出演した映画について、感想や監督・共演者のことなどを書いていきます。

錦之助映画祭り2010日誌(11月18日・19日)

2010-11-20 09:32:08 | 錦之助映画祭り
 18日(木)、今日は三日目。トーク・ゲストの高岡正昭さんが11時に来館。京都を朝の7時半に出発されたとのこと。高岡さんとの打ち合わせでは、昼すぎにいらっしゃるという予定だったので、私はまだ飯田橋で仕事中。電話で、映画(『暴れん坊兄弟』)を観ていてくださいとお願いする。
 13時10分からトーク・ショー。聞き手は私。吹き替えの馬のこと、錦之助さんのこと、藤沢の錦之助宅に高岡さんが住み込んでいた時のことなどをお聞きする。トークの模様は宮坂さんがビデオ収録。
 トークが終って、高岡さん、磯田さん(映画プロデューサー)、円尾さん、中田さんとすし屋で会食。
 その後、高岡さんと私で新文芸坐へ戻る。大川さん、西奈美さんが待っていたので、4人で喫茶店へ行く。夕方まで歓談。池袋の駅まで高岡さんを見送る。
 やっと私一人になり、新文芸坐へ戻り、映画を二本観る。『暴れん坊兄弟』と『独眼竜政宗』。どちらも私の大好きな作品で、私は疲れていたにもかかわらず、眠気をまったく催さずに鑑賞。良かった。夜は、お客さんの入りが少ないが、落ち着いて観られる。高橋さんと会ったので、休憩時間と帰り道にいろいろ話す。
 今日は、やる仕事がたまっていたので、夜中の3時まで残業。

 19日(金)朝、大手町の銀行へ行き、用事を済ませる。お昼に新文芸坐へ着く。「一心錦之助」を40冊、持って行く。旅行用のキャリングバッグに入れて運んだのだが、重い。地下鉄の階段で苦労する。こんな時に限って、エスカレーターが点検中だったりして…。
 トーク・ゲストの松風はる美さんはすでにいらしていて、ロビーで待っていらしたので、ご挨拶し、10分ほどお話しする。『殿さま弥次喜多 怪談道中』を鑑賞。錦之助映画ファンの会が寄贈したニュープリント。多分この映画は封切り以来、約50年ぶりにスクリーンで観られることになった。東映チャンネルで以前放映されたが、ビデオもない。無論DVDも出ていない。新文芸坐のお客さんは東映時代劇ファンも多いので、そのことを知っている方も多いのだろう。今日は、ほぼ満員の入り。
 『殿さま弥次喜多 怪談道中』は、馬鹿馬鹿しいけど、とても面白い作品。錦ちゃんと賀津雄さん兄弟のずっこけぶりが楽しい。二人とも若くて、ピチピチしていて、新鮮で…。お客さんも喜んで、観ていた。私も大満足。ニュープリントにして良かったと思う。プリントの画質は少し悪かったが、仕方がない。
 13時55分より松風さんのトーク。聞き手は円尾さん。松風さんはお話が上手なので、楽しく拝聴。錦ちゃんのエピソードを三つ紹介してくださった。今日も宮坂さんがビデオ収録。
 トークの後、サイン会。「一心錦之助」が10冊以上売れる。松風さんは、『血斗水滸伝 怒涛の対決』もご覧になりたいとおっしゃるので、館内にご案内する。
 円尾さん、大川さんと外へ出て、食事。その後、円尾さんは東千恵子さんのお通夜へ。東川口の福祉会館で、今夜がお通夜、明日がお葬式。香典を円尾さんに渡す。
 映画が終るころ、新文芸坐へ戻り、松風さんにお礼を言う。
 今度は、錦之助映画ファンの会のご婦人たち(四人)と喫茶店へ行き、歓談。
 18時45分から『怒涛の対決』を観る。さすがオールスター映画。重厚である。錦ちゃんの押さえた演技が、ぐいっと心に迫って来る。
 今日は長い一日だった。へとへとに疲れた。飯田橋に帰って、倒れるように就寝。