大倉崇裕著、『オチケン!』、読了。
ある大学の落語研究会を舞台にした青春ミステリー。
なのだが、ミステリーとしては限りなくつまらない。
とりあえず事件と呼べるものは起きるのだが、いずれも探偵役が特に推理することなくいつの間にか解決に至っているという感じ。
青春ものとしてもはっきりいって凡庸以下。
傑作『武士道シックスティーン』に比べるべくもないし、個人的には『SOKKI!』の方がはるかに楽しめた。
落語を題材にしたお話としても及第点は与えがたい。テレビドラマ『タイガー&ドラゴン』の方が物語の展開と落語のネタの絡め方が抜群に上手かった。
さらに終わり方の中途半端さにはちょっとビックリした。続きが気になるなら続巻を読め、ということなのかもしれないが(続巻があるかどうか知らない)、それはちょっと読者を舐めてると思う。
感想はその程度だけれど、驚いたことは他にもある。
実は自分はある大学の映画研究会を舞台にした『エイケン!』というお話を書きかけていて、それも『オチケン!』と同じく物語が始まった時点では部員が二人しかいないという設定なのだ。
まぁ『エイケン!』の方はミステリでも何でもないし、それ以前に続きを書く気もまるでないのだけれど。
ある大学の落語研究会を舞台にした青春ミステリー。
なのだが、ミステリーとしては限りなくつまらない。
とりあえず事件と呼べるものは起きるのだが、いずれも探偵役が特に推理することなくいつの間にか解決に至っているという感じ。
青春ものとしてもはっきりいって凡庸以下。
傑作『武士道シックスティーン』に比べるべくもないし、個人的には『SOKKI!』の方がはるかに楽しめた。
落語を題材にしたお話としても及第点は与えがたい。テレビドラマ『タイガー&ドラゴン』の方が物語の展開と落語のネタの絡め方が抜群に上手かった。
さらに終わり方の中途半端さにはちょっとビックリした。続きが気になるなら続巻を読め、ということなのかもしれないが(続巻があるかどうか知らない)、それはちょっと読者を舐めてると思う。
感想はその程度だけれど、驚いたことは他にもある。
実は自分はある大学の映画研究会を舞台にした『エイケン!』というお話を書きかけていて、それも『オチケン!』と同じく物語が始まった時点では部員が二人しかいないという設定なのだ。
まぁ『エイケン!』の方はミステリでも何でもないし、それ以前に続きを書く気もまるでないのだけれど。