ダーレン・アロノフスキー監督、ミッキー・ローク主演、『レスラー』、6/13、TOHOシネマズ トリアス久山にて鑑賞。2009年23本目。
映画『レスラー』は“ザ・ラム”ことプロレスラー、ランディ・ロビンソンの生き様を描いた作品だ。
ランディは愚かな男である。
彼は一時期の栄光に酔いしれ、家族を省みることがなかった。そのためたった一人娘とも上手く言葉を交わせず、彼女の誕生日すら知らない。
ランディは哀れな男である。
家賃を滞納し、住まいであるトレーラーハウスからも締め出されてしまう。ほとんどホームレス寸前だ。
ランディは悲しい男である。
年老いた今、彼の孤独を癒すものとてない。せいぜい行きつけのストリップバーで馴染みのストリッパーと話をするぐらいだ。
ランディは羨ましい男である。
彼には自らが殉ずるべき夢がある。それは稀有なことではないか。
一人の男の、愚かで哀れで悲しく、そして羨ましい生き様を、是非とも劇場に行って確かめて欲しい。
魂が揺さぶられること必至である。
お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
次回鑑賞は『トランスフォーマー:リベンジ』(6/19公開)の予定。
ps. この記事を書いているときにプロレスラー三沢光晴の訃報を目にした。何たる偶然。偉大なる闘士の冥福を祈る。
映画『レスラー』は“ザ・ラム”ことプロレスラー、ランディ・ロビンソンの生き様を描いた作品だ。
ランディは愚かな男である。
彼は一時期の栄光に酔いしれ、家族を省みることがなかった。そのためたった一人娘とも上手く言葉を交わせず、彼女の誕生日すら知らない。
ランディは哀れな男である。
家賃を滞納し、住まいであるトレーラーハウスからも締め出されてしまう。ほとんどホームレス寸前だ。
ランディは悲しい男である。
年老いた今、彼の孤独を癒すものとてない。せいぜい行きつけのストリップバーで馴染みのストリッパーと話をするぐらいだ。
ランディは羨ましい男である。
彼には自らが殉ずるべき夢がある。それは稀有なことではないか。
一人の男の、愚かで哀れで悲しく、そして羨ましい生き様を、是非とも劇場に行って確かめて欲しい。
魂が揺さぶられること必至である。
お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
次回鑑賞は『トランスフォーマー:リベンジ』(6/19公開)の予定。
ps. この記事を書いているときにプロレスラー三沢光晴の訃報を目にした。何たる偶然。偉大なる闘士の冥福を祈る。