この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

気がつけば破滅寸前。

2008-02-19 23:39:05 | 日常
 気がつくとかなりヤヴァい状態に追い込まれていました。
 詳しい話はここでは書けないんですけれど、善意によって為した自分の行いが思いもよらぬ結果を引き起こしたというか、、、一つ対応を間違えると身の破滅っぽいです。
 で、悲しいのはこういうとき、誰も相談する相手がいないってことです(いないっていうか、これを誰に相談すればいいか思いつかない)。
 何事もなく嵐が過ぎ去ってくれればいのだけれど・・・。
 
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そんなに面白くないですかね・・・。

2008-02-18 23:17:00 | 戯言
 山口の萩へ行ったとき旅行記に、誰からもコメントをもらえず、かなり凹む。
 そんなに面白くないですかね・・・。
 読み返してみる。
 ・・・・・。
 まぁそこまで面白くはないか。
 続きを書く気が失せる。

 一年振り、いや下手したら二年か、三年振りに書いた連載小説に、誰からもコメントをもらえず、例えようがないぐらい凹む。
 そんなに面白くないですかね・・・。
 読み返してみる。
 ・・・・・。
 それなりに面白いような気がするんだけど?
 まぁでも自分はどっかの知事とは違って公約は守る主義なので、宣言通り久方振りの連載小説は第一回目をもって打ち切ることにします。
 残念だけど仕方ない。
 思いついたプロットだけでも気が向いたらアップするかも、です。
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28日後…。

2008-02-17 22:19:14 | 旧作映画
 コンビニで買ったはいいがビビリなので見らずにそのまま放置していたダニー・ボイル監督の『28日後・・・』のDVDをよーやく鑑賞。続編の『28週後・・・』を先に観て、前作を見ないというのも何だか落ち着かないものがあったので、これで尻の座りもよくなるというものです。笑。

 さて、続編である『28週後・・・』は決して瑣末とはいえない作劇上の矛盾を有してはいるものの、後半の怒涛の展開が自分にはツボでした。最後まで主役の姉弟がどうなるのか予測がつかなくて、もう一瞬たりともスクリーンから目が離せず、観終わった後もしばらく興奮が冷めませんでした。
 で、前作である『28日後・・・』はどうかというと正直微妙、、、はっきりいってしまうと先に『28週後・・・』を観てよかったです。順番通りにこっちを先に見てたら『28週後・・・』も観なかったかもしれません。
 『28週後・・・』では主人公たちに行動の選択肢が与えられていなかったんですよね。そこしか行く道がなかったからその道を選択せざるを得なかったというか。
 一方『28日後・・・』では選択肢はいくつかあるというのに、主人公たちは敢えて最悪の選択をするんです。
 一例を挙げるとロンドンから車で脱出するのに近道であるトンネルを通るか、回り道になるが地上の道を行くか、選択を迫られるシーンがあります。普通だったらどう考えても地上から行くに決まってます。トンネルを通って閉じ込められたら最悪ですから。
 それなのに主人公たちはトンネル行きを選ぶんです。アホかといいたくなりました。
 アホかといいたくなったのはそこだけじゃなく、脱出行の途中、主人公たちが野宿をするんですが、よく眠れないからという理由で睡眠薬(精神安定剤)を服用するんです。
 だいたいいつ感染者に襲われるかわからない状況下で野宿をするという神経も自分には理解し難いのですが、さらに睡眠薬まで飲むか!と見ていてツッコミを入れてしまいました。
 主人公たちは脱出行の末、軍人たちに庇護を求めるんですが、その軍人たちが狂ってるんです。で、軍人たちが狂った理由が一言で言うと「女がいないから」。これが仮に男ばかりで十年以上過ごしたからというのであればわからないではないです。一年でもいい。でもたった一ヶ月やそこらでそんな理由で絶望するのか?自殺しようとするのか?狂ってしまうのか?諦めるのがいくらなんでも早すぎるだろうという気がします。

 999円という大金を投じてDVDを購入しましたが、正直サービスデーの100円レンタルで充分だったなと思いました(どこが大金やねん!!)。
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やっぱり図書館に行ってきました。

2008-02-16 23:26:50 | 日常
 土曜日は隔週ごとに図書館に行っています。この日もやっぱり行ってきました。
 借りた本は、
 1.森見登美彦『有頂天家族』
 2.森見登美彦『きつねのはなし』
 3.コニー・ウィリス『犬は勘定に入れません』etc。
 よもや『有頂天家族』が借りられるとは思ってもみなかったなぁ。自分は図書館では予約を入れて借りるってことがないのですが、それはになぜかというと思いがけず借りることが出来たら予約して借りるよりも何倍も嬉しいからです(まぁどうしても借りたかったら予約しますけどね。)。
 森見登美彦は一緒に『きつねのはなし』も借りたのだけれど、これはどうなのだろう。『有頂天家族』や『夜は短し歩けよ乙女』よりも評判はイマイチみたい。
 『犬は~』は借り直した本。実は前回借りた本の中で読み終わったものがなかったりします。『日の名残り』や『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』はどうも合わなかった。特に『日の名残り』はかなり頑張って読んだんだけれど・・・。
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バレンタインディは、、、

2008-02-15 22:56:06 | 日常
 バレンタインディは当然の如く誰からもチョコはもらえませんでした(お袋は除く)。
 そのことであるネットの友人に泣きついたら、その人から後日ささやかながらプレゼントが届きました。
 うぅ、優しいなぁ。
 というわけで、よかったら結婚しましょう。
 いや、その人と会ったことはないんですが。笑。
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ブラッドハーレーの馬車。

2008-02-14 00:09:45 | 漫画・アニメ
 漫画なり小説なり読んでいて、この作者壊れてるなとか、狂ってるなとか思うことが稀にあるのですが、『無限の住人』で知られる沙村広明もそのうちの一人です。
 何をもって壊れているというのか、もしくは狂っているというのか、それは世の中と迎合できるか否かだと思います。
 沙村広明という漫画家を知る人で彼の才能を否定する人はいないでしょう。好き嫌いは別として。とにかく画力がハンパじゃないんです。
 画力が並じゃないのだから、ごくごくフツーの漫画を描いておけばそれなりに世間一般に評価されるであろうに、この人、時々フツーじゃない漫画を描くんですよね。それも作家性を全否定されかねないぐらいの。
 そんな沙村広明の最新作がこれ、『ブラッドハーレーの馬車』です。
 まぁ一言でいえば『足長おじさん』鬼畜バージョンといったところでしょうか。作者は後書きでこのお話を『赤毛のアン』から思いついたというようなことを書いてますが、自分はどちらかといえば『足長おじさん』を思い出しました。
 帯に書いてある惹句を最初読んで想像したよりもずいぶんまともな話でした、などと書くと、人によってはお前はどういう人間なんだ、と人格を否定されかねない気もしますが、まぁそれも事前に沙村広明のダークサイドを知っていたからなのかもしれません。
 でもまともな話だと思ったのも本当で四話以降は良心の呵責に耐えかねて祭りに参加しなくなった終身刑囚の話、親友殺しという罪を犯した少女がそれに相応しい罰を受ける話、少女の悲惨な状況を憂いて何とか彼女を助け出そうとする看守の話など、設定は異常であるけれど、出てくる人は到ってまともなんですよ。
 とはいえ、普段フツーの漫画しか読まない人はその設定の異常さだけでついていけないこと必至なので、読まない方が無難だと思います。
 って読まない方が無難だと思う漫画を紹介するなって話ですが。笑。
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団塊ボーイズ。

2008-02-13 23:53:21 | 新作映画
 ジョン・トラボルタ主演、『団塊ボーイズ』、2/11、Tジョイ久留米にて鑑賞。2008年6本目(ミニシアターでのアンコール上映含む)。

 どうでもいいことから書きますが、『団塊ボーイズ』、上映館が少なかったみたいですね。東京で二館、大阪で一館、全国合わせても十六館という少なさです。なのに福岡では三館。東京よりも福岡の方が上映館が多い映画って初めて見たような気がします。
 そんなに福岡には団塊の世代が多いんでしょうか?(←違っ)

 肝心の感想なのですが、、、う~ん、惜しいなぁ、というのが正直なところです。
 確かに面白い。面白くはあるんだけれど、もっと面白く出来たんじゃないか?って思うんですよね。
 例えば本作で一番笑えるのが主人公たち四人とホモのパトロール警官とのやり取りだと思います。最初に野宿していた四人と警官が出会うシーン。オモロい。次に水遊びをする四人の前に警官が現われるシーン。さらにオモロい。
 観てるこちら側からすれば当然三度目の邂逅があるもの、と期待して観ているわけなんですけど、それがない。あ、あれ?って感じです。
 あれ?って思ったのはそこだけではなくて、四人のうち、ダドリーは念願の理想の恋人を手に入れ、ダグとボビーは男性としての尊厳を取り戻し、では(一応)主役格といえるウディはというと友情の大切さに気づく、、、え?あれ?それだけ?
 まさかラストになって唐突に妻が戻って来たり、会社が立ち直ったりするのはやり過ぎだけれど、彼ももう少しいい目にあっていいと思うんだけどなぁ。
 などと重箱の隅を突付いたりしてみましたが、基本的に面白い作品ではあるので、観て損はないと思います。
 といっても全国で十六館しか上映館がないんじゃそもそも鑑賞自体厳しいものがありますね。笑。
 というわけで上映館の少なさも減点対象ってことで、星は★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

 次回鑑賞は『ジャンパー』(3/1公開)の予定。まぁでも3/1は映画の日なのでこの日に観に行くことになれば他にも何か観ると思います。
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大脱走。

2008-02-12 23:56:31 | 旧作映画
 実は自分が頻繁に映画を観るようになったのはここ三、四年の話です。
 なぜ映画を観るようになったかというと、ぶっちゃけて言ってブログのネタ作りの為です。それ以前はビデオで鑑賞を済ませることが多く、せいぜい月に一、二本劇場に映画を観に行けばいい方でした。
 なので所謂名作も多くが未鑑賞でした。
 今回久留米スカラ座のカーテンコールで『大脱走』が演目にあるのを知り、これはいい機会だと思って観に行った次第です。
【以下ネタバレ】
 自分は鑑賞前、『大脱走』という作品は、そのタイトルが示す通り連合軍の捕虜たちがドイツ軍の捕虜収容所から奇想天外な方法で脱走を成し遂げるお話であり、当然観終わった後、あぁ面白かった!と単純に思えるような娯楽大作だとばかり思っていました。
 これが違うんですねぇ。
 『大脱走』、タイトルから想像するのとは真逆に(ほとんどの捕虜が)脱走に失敗するお話でした。
 まさかスティーブ・マックイーン扮するヒルツまでが最後は捕まってしまうとは・・・。彼は見事追っ手を振り切るのだろうと観ている途中は勝手に思っていました。
 これが名作なのですねぇ、、、う~ん、名作なのかも知れないですけど、娯楽作ではないなぁ(少なくとも自分には)。エンドロール前に「亡くなった五十名の捕虜に・・・」というようなクレジットが出ると気分がどんよりしてしまいます。
 自分は同じ脱出ものであればやはり『ショーシャンクの空に』のような、鑑賞後、単純に面白かった!と思えるような作品が好みですね。まぁ単純すぎるかもしれないですけどね。
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モヒカンらーめん。

2008-02-11 23:03:10 | 日常
 『モヒカンらーめん』なる屋号のラーメン屋さんに行ってきました。
 屋号が『モヒカンらーめん』でも、まさか店主が本当にモヒカンだとは思ってもみなかったので結構吃驚しました。
 まさに「名は体を表す」ですよね(←違う。)。
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エイケン。第一話。

2008-02-09 22:30:26 | エイケン。
 第一話「穏やかな春の陽射しに包まれながら」

 四月。窓際に置いてある長椅子にどっかと腰を下ろし、穏やかな春の陽射しに包まれながら筑紫が丘大学二年映画研究部部長醍醐雄一郎は大きく欠伸をした。
「暇だよなぁ」
 そう呟いてさらに大きな欠伸を一つ。
「暇だよなぁ?」
 雄一郎は同じ台詞をイントネーションを変え、今度は疑問形で口にした。
 問われたのは映画研究部副部長である高見奏太だった。
「暇じゃねーよ。一緒にすんじゃねぇ」
 奏太は雄一郎の方をチラとも見ずに答えた。
「さっきからさ、お前、パソコンで何やってんの?レポートか何かか?」
 奏太は一瞬雄一郎の質問を無視しようかと考えたが、相手にしなければ後々面倒かと思い直し、答えることにした。
「ホンだよ。脚本」
「脚本?映画のか?」
「違う。舞台の。演劇部のクリスマス公演、評判がよかったらしくて、その続きを書いてくれって頼まれてんだ」
 奏太の答えに雄一郎は勢いよく立ち上がった。
「お前なぁ!!この新入生勧誘の大事な時期に何やってんだよ!!他所のホン書いてる暇があったらウチのホンを書けよな!!」
 ほんの数秒前「暇だ」と口にしたことなど綺麗さっぱり忘れたかのような雄一郎の口ぶりに今度は奏太がカチンときた。
「ウチのホン・・・だと?キャストも決まってない、予算も組まれてない、企画すらない、このないない尽くしの状態で、何をどうホンを書けって?好き勝手にホンを書いてそれを映画にしてくれるってか?あぁ?」
 奏太の正論に雄一郎は言葉を返せない。そんな雄一郎に奏太がとどめを差した。
「だいたいハイブが決まってるところのホンを書いたって仕方がないだろうが」
 雄一郎は一瞬奏太の言っていることの意味がわからなかった。ハイブって何だ?バイク?俳句?パイプ?違うな・・・。ようやく「廃部」という単語が雄一郎の頭の中で形を為した。
「は、廃部ってどういう意味だよ?俺は聞いてねぇぞ」
 雄一郎の言葉に奏太は「はぁ」とため息をついた。
「お前な、生徒会からの書類、あれほど目を通しておけっていったのに、読んでないな?」
「生徒会の書類って部員名簿と要綱のことだろ?ちゃんと見たさ」
「読むと見るとじゃ意味が違うんだよ、馬鹿。生徒会規約にこうあったろ?正式な部活動は部員五名以上からとするものであるって。で、聞くが我が映画研究部の部員は現在何人だ?」
 奏太の質問に雄一郎は答えられない。
「答えにくければ俺が代わりに答えてやる。お前と俺、たった二人だ。部員名簿の提出期限が四月いっぱいだから、それまでにあと三人部員が集まらなかったら、歴史ある筑紫が丘大学映画研究部は俺たちの代で幕を閉じるっていうわけだ」
 雄一郎は両の拳を強く握り締めながら尋ねた。
「お前・・・、映画研究部存続の危機を前にして、それこそよく他所の部のホンを書けるよな?」
 雄一郎の糾弾の言葉に、奏太は心外だと言わんばかりに表情を硬くした。
「俺だって部を潰したくなんてないさ。だから俺なりに努力はした。去年の秋から知り合いに片っ端から声を掛けてるよ」
 そう言うと奏太は視線を落とした。
「だけどな、誰が好き好んで野郎二人の部に入ってくると思う?そんな奇特な奴なんていやしねぇよ」
 それから奏太は何事もなかったかのようにパソコンのキーボードを叩き出した。
「だからお前がせっかくの入部希望者を追い出したって聞いたときは目がくらむかと思うぐらい腹が立った」
 奏太の言葉に雄一郎は慌てて弁解した。
「違うって!あれは追い出したんじゃない。一番好きな映画は何だ?って聞いたら『タイタニック』とかふざけたこと答えやがるから、一から勉強しなおしてこいって意味で俺の秘蔵のコレクションの中からタルコフスキーのビデオを貸してやったんだ」
 雄一郎の言葉に奏太は思わず頭を抱えた。
「あのな、どういう映画が好きだろうが、そんなの個人の自由だろうが。『タイタニック』だろうが『恋空』だろうが『悪魔のいけにえ』だろうがどの映画が一番だと思おうがそれを他人からとやかく言われる筋合いはねぇよ」
「いや、でも『恋空』を一番だと思う奴は教育し直した方がいいと思うが・・・」
「それは物の例えだ、馬鹿っ!!第一、タルコフスキーなんて無理矢理貸し付けてどうすんだ?そんなの俺も見たことないぞ」
「何だと?お前、映画研究部に在籍しておきながらタルコフスキーを見たことがない?その言葉、聞き捨てならん」
「知るか!これだから嫌なんだよ、映画マニアのタルコフスキー第一主義は!!」
「貴様!撤回しろ、今の言葉、撤回しろ!!」
 狭い部室の中、二人が掴みかからんばかりにテーブル越しに身を乗り出したときだった。
 ガチャリと部室のドアが開いた。
 振り向いた二人はそこに天使を見た。


                        好評だったら続く。
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