コンビニで買ったはいいがビビリなので見らずにそのまま放置していたダニー・ボイル監督の
『28日後・・・』のDVDをよーやく鑑賞。続編の『28週後・・・』を先に観て、前作を見ないというのも何だか落ち着かないものがあったので、これで尻の座りもよくなるというものです。笑。
さて、続編である『28週後・・・』は決して瑣末とはいえない作劇上の矛盾を有してはいるものの、後半の怒涛の展開が自分にはツボでした。最後まで主役の姉弟がどうなるのか予測がつかなくて、もう一瞬たりともスクリーンから目が離せず、観終わった後もしばらく興奮が冷めませんでした。
で、前作である『28日後・・・』はどうかというと正直微妙、、、はっきりいってしまうと先に『28週後・・・』を観てよかったです。順番通りにこっちを先に見てたら『28週後・・・』も観なかったかもしれません。
『28週後・・・』では主人公たちに行動の選択肢が与えられていなかったんですよね。そこしか行く道がなかったからその道を選択せざるを得なかったというか。
一方『28日後・・・』では選択肢はいくつかあるというのに、主人公たちは敢えて最悪の選択をするんです。
一例を挙げるとロンドンから車で脱出するのに近道であるトンネルを通るか、回り道になるが地上の道を行くか、選択を迫られるシーンがあります。普通だったらどう考えても地上から行くに決まってます。トンネルを通って閉じ込められたら最悪ですから。
それなのに主人公たちはトンネル行きを選ぶんです。アホかといいたくなりました。
アホかといいたくなったのはそこだけじゃなく、脱出行の途中、主人公たちが野宿をするんですが、よく眠れないからという理由で睡眠薬(精神安定剤)を服用するんです。
だいたいいつ感染者に襲われるかわからない状況下で野宿をするという神経も自分には理解し難いのですが、さらに睡眠薬まで飲むか!と見ていてツッコミを入れてしまいました。
主人公たちは脱出行の末、軍人たちに庇護を求めるんですが、その軍人たちが狂ってるんです。で、軍人たちが狂った理由が一言で言うと「
女がいないから」。これが仮に男ばかりで十年以上過ごしたからというのであればわからないではないです。一年でもいい。でもたった一ヶ月やそこらでそんな理由で絶望するのか?自殺しようとするのか?狂ってしまうのか?諦めるのがいくらなんでも早すぎるだろうという気がします。
999円という大金を投じてDVDを購入しましたが、正直サービスデーの100円レンタルで充分だったなと思いました(どこが大金やねん!!)。