この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

最近見たDVDについて。

2012-09-19 22:17:51 | 旧作映画
 最近見たDVDについて、備忘録代わりにちょっとだけ。
 いや、ほんと最近は一週間も経つと何を見たか覚えてなくて、、、まぁそれは最近に限ったことじゃないかもしれないけど!


『セレニティー』
 今年の夏映画は結局何が興行収入No.1だったのでしょうね。
 やっぱり『アベンジャーズ』かな?それとも『るろうに剣心』?もしくは大外からイッキのまくりで『踊る大捜査線ファイナル』?と思わせて実は『トータル・リコール』?(それはない)
 などと聞いておいて興行収入にはあんまり興味がなかったりするのですけど(じゃ聞くなよ)。
 たぶん『アベンジャーズ』だとは思うんですけど、自分の評価はそれほど高くなかったりします。ヒーローものとしてそこそこ楽しめたかな、ぐらいで。
 でも絶賛する人がいてもそれは別に構わないって思ってます。
 同じ人生を送ってきたわけではないのだから、同じ映画を観て、違う感想、違う評価になるのは不思議じゃない。
 不思議なのは、『アベンジャーズ』は傑作だ!!と絶賛している人が、『アベンジャーズ』の監督のジョス・ウェドンの前作『セレニティー』をあまり積極的に見ようとはしないことですかね(少なくともネットではあまり見かけない)。
 傑作をものにした映画監督の前作も傑作に違いない!!とは思わないんでしょうか?
 自分は『アベンジャーズ』を傑作だとは思わなかったのですが、それでも気にはなったので『セレニティー』、見てみましたよ。
 で、感想はというと、、、う~~~ん、ただのB級SF映画にしか思えん…。
 この映画を見て、よし、『アベンジャーズ』の監督は彼しかいない!!と決断したディズニー・スタジオの重役は慧眼すぎる。
 自分に見る目がないだけかもしれんけど。笑。


『モンスターズ/地球外生命体』
 リドリー・スコットの『プロメテウス』のヴィジュアルにはピクリとも心を動かされなかった自分ですが、この映画のラストの、モンスターとの邂逅シーンには目を奪われましたよ。幻想的で息を飲むような美しさでした(ま、ぶっちゃけクラゲの交尾ですが)。
 監督のギャレス・エドワーズがハリウッド版『ゴジラ』の監督に抜擢されるのがわかる気がする。この監督に大作映画を撮らせたら、どんな映画になるのか、興味があるもんな。

 ところで話は横道にズレますが、『プロメテウス』を絶賛している人が酷評している人のことを「ろくに映画の見方がわかっちゃいない」とダメ出ししているのを見かけました。
 な~んで、他人の評価がそんなに気になるんですかねぇ。
 仮に世の中に『プロメテウス』を酷評する人しかいなくても、俺は『プロメテウス』が大好きなんだ!!というスタンスを取ればいいだけの話だと思いますが。
 以前にも書きましたが、映画っていうのはどんな見方をするのも自由なんですよ。
 ヴィジュアルを重視するのもよし、脚本を重視するのもよし、いっそのこと可愛い女の子が出ていればそれだけでオッケーだ!という見方だって間違っちゃいない。
 だって、それまで生きてきた人生が違うのだから、映画において何を重視するか、違うのは当然じゃないですか。
 それを上から目線で映画の見方がわかっていないなんてダメ出しするのは間違ってる。
 とはいえ、自分の好きな映画が、世間での評価や知名度があまりに低くて未だにDVD化されずにいるのは、世の中間違ってる!!と思わずにはいられませんけどね。笑。


『海を飛ぶ夢』
 ブロ☆はじ。《β版》のブリさんから教えてもらいました(基本的に自分は他人から薦められた映画は出来るだけ見るようにしています。ま、薦めてくれる人があんまりいないから出来ることなんだけど。)。
 四肢麻痺の障害者が尊厳死を選択するというお話なので、好きになりようがない映画なのだけれど、それでも『最強のふたり』よりかは見る価値があると思うし、いろいろ考えさせられたかなぁ。


『ホステル』
 稲垣ゴローちゃんが「こんな映画はまともな人間が観る映画じゃない!」というような主旨の発言をして、どんな恐ろしい映画なんだろうと長年ビビッて見れなかったんだけど、実際見てみたらゴローちゃん主演の『十三人の刺客』と残虐描写はどっこいどっこいでした。ま、人間ってそんなものだよね。


『ピラニア』
 「奴らはどうやって二百万年もの間生き延びていたんだ?」
 「奴らは二百万年、共食いし続けたんだ!!」
 共食いだけでそんなに生き延びられるわけあるかぁああああ!!
 モンスターパニック映画としては凡作、オッパイ好きな人にとっては傑作。笑。


『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』
 何となくタイトルからスポーツものだと思ったら、サンタクロースが子供をさらいに来るというお話の映画でした。
 クライマックスで、真っ裸のサンタがわらわらと集団で現れる光景は超シュール!!
 でも、そのサンタをとっ捕まえて売り物にしようとする主人公たちの思考がさらにシュールでした。
 サンタを売るなよ、サンタを!!


 他にも何か見たと思うんだけど、思い出せない、、、 以上です。
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4 コメント

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Unknown (ブリ)
2012-09-23 06:33:25
『るろうに』って興行収入から上映館を割った成績でいうと『アベンジャーズ』を超えたんだってねw。『阿部じゃ』は鳴り物入りな感じで上映館多いしなぁ。
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興行収入。 (せぷ)
2012-09-23 10:46:51
別段、興行収入を見て、観に行く映画を決めているわけではないので、関係ないといえば関係ないのですが、自分が面白いと思った映画の興行収入がいいとやっぱり気分いいですよね。
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Unknown (achi)
2012-09-23 21:57:51
プロメテウスを酷評する人を観方がわかってない、というのは作品が正しく評価されてないという憤りから来るんでしょうね。
だから自分はそういう上から目線のダメだしも存在していいんじゃないかと思いました。
もちろんプロメテウスに限らずどんな映画においてもです。
それで衝突する時はする時でそれもありなんじゃないでしょうか?
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正しい評価。 (せぷ)
2012-09-23 23:08:51
『プロメテウス』という一本の映画に限らず、すべての映画、いやそれどころか、すべての物事において、人は正しい評価を下したがるものです。
野球とサッカー、より面白いスポーツはどちらでしょうか。
言うまでもなく、どちらのスポーツが面白いと思うかは、人それぞれ違います。
生まれた国や地域によって、またどのような人生を送ってきたかによって、どのスポーツが好きかは当然異なります。
野球がサッカーより面白いスポーツだと思うことも、またその逆もどちらも正しい評価なのです。
面白さは数値で置き換えられるものでないのですから。
もし仮に、野球こそ一番面白いスポーツであると信じる人が、サッカー好きな人に対して、お前たちはスポーツの見方がまるでわかっちゃいない!とダメ出ししたら、それは正しいことでしょうか?
そして野球とサッカー、どちらのスポーツが一番なのかで衝突としたら?
自分はそのダメ出しは正しくないと思いますし、またその衝突は馬鹿馬鹿しいものだと考えます。
人間、誰しも生きていく上で、決して譲れないものがあるものです。
それもまた人それぞれ違うと思いますし、それを守るためであれば、衝突することもやむを得ないと思います。
しかし、たかだか趣味や嗜好の違いで他人を貶したり、ダメ出ししたり、衝突するのは本当に馬鹿馬鹿しいことだと自分は思います。
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