この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

観に行って本当によかった『シカゴ7裁判』。

2021-05-06 21:26:43 | 新作映画
 アーロン・ソーキン監督、エディ・レッドメイン主演、『シカゴ7裁判』、5/4、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2021年18本目。
 
 ゴールデンウイークに映画を観に行く予定はまったくありませんでした。
 ただ、5日間の連休のうち、最初の2日間に旅行に行ってそれでゴールデンウイークは終わり、というのは寂しいような気がして、旅行から帰った翌々日、映画を観に行くことにしました。
 何か面白い映画はやってないかな、と思いながら近くのシネコンの上映リストを見たところ、『シカゴ7裁判』という聞いたことのないタイトルの映画を見つけました。
 yahoo映画の評価も高いようだし、試しに観に行ってみるか、ぐらいの軽いノリで観に行ったのですが、いやぁ、めちゃめちゃ面白かったです。
 確実に年間ベスト5に入る面白さでしたね。
 観に行って本当によかったです。

《あらすじ》1968年8月のシカゴで、ベトナム戦争反対を訴えるデモ隊と警察が衝突し大勢が負傷する。暴動を扇動したとしてデモ隊の各グループの中からリーダー格8人が刑事告訴されるが…。

 本作はタイトルからわかる通り裁判ものであり、法廷劇です。
 法廷劇というものは不利な状況にある被告が如何にして無罪を勝ち取るか、というお話が多いのですが、本作の“不利な状況”というのがハンパないんですよ。
 何しろ被告たちを有罪にしようとするのが司法長官であり、本来公平であるべき判事がその意を汲んで裁判を進めるのですからね。
 弁護側もあの手この手で被告たちの無実を証明しようとするのですが、絶対的に不利な状況なのです。
 前司法長官を証人として召喚するくだりは観ていて痛快なのですが、その証言すら判事によって潰されてしまいます。
 果たして7人は無罪を勝ち取れるのか…。

 この作品は強くお薦めしたいですね。
 なぜなら映画としての面白さが詰まった映画だからです。
 冒頭で作品の世界に引き込まれ、中盤でハラハラドキドキして、意外な形の結末に感動する。
 まさに「これこそ映画だ!」と言いたくなる作品なのですが、コロナの影響もあってNetflixで先行配信されたようですね。
 皮肉というか、勿体ないというか、Netflixってスゲーな!というか。
 ともかく近くの映画館で上映されていたら是非観に行って下さい。

 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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