この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

テレビドラマ総括。

2005-03-24 23:43:17 | テレビ
一月にスタートした新春ドラマの総括です。
今シーズンは本当にたくさんドラマを見ました。
いつもだったら、一本か、多くても二本なのに、今シーズンは『救命病棟24時』、『優しい時間』、『ごくせん』、『富豪刑事』の四本!(『義経』まで含めれば五本!)
こんなにテレビドラマばかり見まくることはもうないんじゃないかな、って気がします。
それぞれのドラマについてざっとレビューをしてみたいと思います。

まずは『救命病棟24時』から。
作り手の本気がうかがえる作品でしたね。
震災シーンもそれなりにリアルで評価してよいと思います。
ただ肝心のドラマ部分が如何せんワンパターンすぎました。
冒頭病院内でトラブル発生。主人公の進藤が一見非常識に思える対処をする。困惑する回りのスタッフたち。しかし最後には進藤が正しかったことがわかる。続く。
これの繰り返しだったような気がします。
やっぱり、主人公が完璧だとドラマってつまんないんですよ。何かしら人間的な弱さがないと。どんなトラブルも結局は主人公の超人的な活躍で解決するんだろうなぁって思えちゃって。
まぁそう考えるのは自分がひねくれ者だからってのもありますが。

『優しい時間』は非常に良心的な作りのドラマでした。
おそらくはこれ以上望むべくもないほど理想的な製作体制だったのではないでしょうか。
作り手たちが狙ったとおりの穏やかな時間がドラマの中では流れていた、そう思います。
ただ個人的には少々退屈だった感が否めません。
やっぱり二時間ドラマでも充分なプロットを全十一回に渡って描くとどうしても希薄になる部分があったのでしょうし、また一話ごと挿入されるエピソードが後々に続かないのもどうかなぁって気がします。
とはいえ、贔屓の長澤まさみを見続けることが出来たのはよかったです。
自分は映画『ロボコン』を観たとき、長澤まさみはこれから日本を代表する女優になるだろう、と予言していたのですが、その通りになっていってますよね。
我ながら先見の明にびっくり。
といいつつ映画『世界の中心で愛を叫ぶ』は未見なのですが(本当にファンなのか・・・)。

『ごくせん』はまさにブームを巻き起こしましたね。
視聴率でも一人勝ちらしいですし(でも最終回は大台の三十パーセントには乗らなかったみたいだけど)。
いい意味で王道、水戸黄門的ドラマでした。
ただ、個人的にはパート1のほうが面白かったような記憶があります。
アクションは今回よりやや地味だったけど、それでも冬の川で探し物をするシーンがあったりして、へぇ、仲間由紀恵って根性あるなぁって思いましたから。
まぁともかく、これほどの高視聴率だったのだから、また二年後ぐらいにはパート3があるでしょうね、きっと。

一番の大穴は『富豪刑事』でした。
最初見る気はなかったんですが、深田恭子にも筒井康隆にも興味なかったですし、それがたまたまチャンネルを合わせたらあっていて、そのまま見出したら妙に面白くてはまってしまいました。
視聴率もそこまでよくはなかったのでそんなに見たって人もいないと思いますが、要はあれですよ、『トリック』と同じスタッフが製作したらしいので、『トリック』を楽しめた人には同様に楽しめたと思います。
クスッと笑える小ネタが満載でした。
ラグビーコーチ連続暴行事件で山下真司が監督役に扮し、その回の犯人が松村雄基だったり、最終回でも松崎しげると及川光博が『愛のメモリー』をデュエットしたり。
これもたぶんパート2が作られるんじゃないかなぁ、まぁこっちは半分希望的観測って奴しょうか。

といったところですね。
春のドラマは食指が動くのは『タイガー&ドラゴン』の一本だけ。
これだけは何があっても見逃せないって思ってます。
皆さんは何か楽しみにしている新ドラマはありますか?
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