この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

大坂なおみ選手に対して言いたいいろいろなこと。

2021-06-05 23:18:34 | 戯言
 5月30日に行なわれた全仏オープン1回戦後の記者会見を拒否、その後2回戦の棄権し、うつ状態に苦しんでいたことも公表した大坂なおみ選手にはいろいろと言いたいことがあります。
 本当にいろいろと言いたいことがあって、上手く言えるかどうかわからないんですけど、とにかく言いたいことを言います。

 まず言いたいのは、大坂選手、あなたは本当に鬱病なんですか?ってことです。
 大坂選手に鬱病であるかどうかを確認したいと言ったら、訝しむ人もいるでしょう。
 本人が鬱病であると告白しているのだから、鬱病なんでしょう、って。
 いえ、それは違います。
 彼女は自身が鬱病であると医師から診断されたとは一言も言ってはいないのです。
 彼女がツイッターに投稿したメッセージからその部分を抜粋しますね。
>長い間うつに苦しんでおり、その対処に本当に悩まされてきた
 ほら、長い間うつに苦しんでいたって書いてあるじゃないか、鬱病だってことだろう、そう仰る方もいるかもしれませんね。
 でもそうじゃないんです。
 鬱状態、言い換えれば精神的にひどく落ち込んだ状態ですが、それは鬱病の症状の一つではあってもその状態が続いているからといって鬱病だとは限らないんです。
 鬱状態がどれぐらい深刻で、どれぐらいの期間続いているか、医師が総合的に判断して、初めて鬱病だと言えるのです。
 鬱状態がごく短い期間続いたからといって、それで鬱病であるとは言えません。
 また、長い期間続いたとしても深刻でなければ鬱病ではない。
 そして彼女は鬱病であると診断されたとは一言も言っていません。

 なぜ自分がそのことに関して疑問視するのかというと、自分が知っている鬱病と彼女のそれに大きな差異があるからです。
 自分は幸いにして鬱病だと診断されたことはありません。
 他の精神疾患に関しても同様です。
 また鬱病の専門家というわけでは全然ありません。
 今述べていることもすべて付け焼刃の知識であって、専門家の方から見れば失笑ものでしょう。
 ただ、過去に鬱病患者の知り合いが数名いました。
 鬱病って一言で言うとしんどいんですよ。
 何もかもがしんどい。
 食事をするのも、風呂に入るのも、眠るのも、息をするのも、何もかもがしんどい。
 日常生活を送るのがやっと、って感じなんです。

 一流のアスリートが何かの理由で精神を病み、鬱病を患うことは充分ある、と思います。
 アスリートだって人間ですからね、それはありますよ。
 ただ、鬱病を患っている人間が何年もの間、国際的な舞台で活躍し続ける、というのはちょっと信じられません。
 日常生活を送るのがやっとの人間が世界大会で優勝したと聞いたら、「まさか!」と思いますよね。

 大坂選手曰く、「パリでは、すでに弱気になり、不安を感じていた」のだそうです。
 この言葉にもすごく違和感を覚えます。
 弱気になり、不安を感じていた人間がインスタグラムで「さよなら、せいせいした」というような捨て台詞とも取れるメッセージを発するものなんですかね。
 もしそうなら、どなたか自分にもう一度「弱気」と「不安」という言葉の意味を教えていただきたいものです。

 正直、自分は大坂選手の鬱病告白は自身の会見拒否に対する非難の矛先をそらすための詐病だろう、と考えています。
 通常であれば鬱病を患っている人でも自身が鬱病であることを(特別な場合を除き)一々証明する必要はありません。
 ただ今回の場合は騒動があまりにも大きくなっているので、大坂なおみ選手が本当に鬱病を患っているのであれば、どこの病院の、何という医師から、いつ鬱病だと診断されたのか、証明する必要があると思います。

 もし彼女が本当に鬱病を患っているのであれば、鬱病を患って苦しんでいる人間に「詐病」と決めつけた自分は何かしら精神が病んでいるのでしょう。
 どこかの精神科の病院に行ってカウンセリングを受けようかと思います。
 その時は是非良い病院を教えてください。
 よろしくお願いします。
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2 コメント

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Unknown (麦)
2021-06-08 20:47:08
同じように感じる方がいるんだな〜…と
思いながら読ませていただきました。
今日あたり?失踪されて家に戻られた方に関しても、同様に感じます。
(私はうつ病ではありませんが、うつ状態という状態を経験し、うつ病を患う友人からもたくさんのアドバイスをもらいました。)
sepu様の記事に、少しモヤッとした気分がすっきりしました。
コメント、ありがとうございます。 (せぷ)
2021-06-08 23:18:08
麦さん、コメント、ありがとうございます。
コメントをもらえてとても嬉しく思います。

正直、この記事をアップするかどうか、かなり迷いました。
デリケートな問題であることは間違いなく、お前に鬱病の何がわかるんだ、と叱責されるのでは、と恐れていました。
でも麦さんも同じようなことを思っていたのですね。
麦さんがすっきりした気分になったのであれば、記事をアップした甲斐があったというものです。

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