この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編を見ました。

2021-09-27 23:35:44 | 旧作映画
 自分は映画鑑賞が趣味です。
 今年は9月末時点で43本の映画を劇場に観に行っています。
 最終的に50本行くのは確実で、60本に届くかどうかといったところです。
 去年はコロナの影響で若干少なく、それでも33本劇場で映画を観ました。
 そしてその33本の中に劇場版「鬼滅の刃」無限列車編はありません。
 何で観なかったんでしょうね?
 我ながらよくわかりませんが、強いて言えば大ヒットしたからでしょうか。
 自分って(自分で言うのもなんですが)ひねくれ者ですからね。
 とはいえ、大ヒットした映画でも観に行くことはあるので、やっぱり自分には合わないと心のどこかで思ったのかもしれません。
 ただ、絶対に見ないぞ、と固く誓っていたわけではないので、先日地上波放映された際、見てみました。
 いやぁ、ヤバかったですね、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編。
 何がヤバいって、この映画を見て、まったく面白いと思えなかったことでしょうか。
 だってコロナ禍であるにもかかわらずそれまでの興行収入記録を大きく更新した作品をまったく面白いとは思えないってヤバくないですか。
 まぁそれまで一位だった『千と千尋の神隠し』も大して面白いとは思っていなかったし、何なら興行収入30位までに好きな映画ってないんですけどね。笑。

 さて、自分がこの映画を観て、どこら辺が面白くなかったか、ダメだと思ったのか。
 あ、この先『鬼滅の刃』ファンは読まない方がいいと思います。
 この作品で一番盛り上がるのって、やっぱりクライマックスの煉獄杏寿郎と猗窩座が戦うシーンですよね。
 絶対に勝てない相手に死力を尽くして戦いを挑むというシチュエーションは自分の大好物です。
 でもこのシーンは見ていても燃えなかったですね。
 なぜかというと疑問に思ったからです。
 この戦いはどれぐらいの時間続いたのだろうって。
 作中二人(一方は鬼なので一人と一匹というべきでしょうか)がどれぐらいの時間死闘を繰り広げたのか、具体的な説明はありません。
 見た感じ、長くて30分、短ければ10分といったところでしょうか。
 ここでは戦いは30分だった、ということにしましょう。
 戦いの終わりごろ日が昇ろうとするのです。
 日の出の時刻を6:30だとすると、猗窩座が煉獄たちの前に現れたのは6時ぐらいだったことになります。
 日光が唯一の弱点である鬼が日の出の30分前に敵の前に姿を現すのっておかしくないですか?
 まぁ戦いが30分だった、という仮定が間違っていて、実は二人はもっと長い時間、例えば5時間戦い続けたのかもしれませんが、それはさておいて。
 戦いが30分だったという仮定で話を進めますが、仮にも炎柱である煉獄が鬼の弱点が日光であることを知らないはずはないでしょう。
 そして夜明けが近いということも感覚でわかることですよね。
 だったらあの場面では無理に自分から攻撃を仕掛けず、ひたすら防御に徹し、日の出を待てばよかったんじゃないですか。
 煉獄にどうしても猗窩座を倒さなければいけない理由はないのだし(ないですよね?)。
 それを自分から攻撃を仕掛けて致命傷を喰らうっていうのは何なんですかね。
 見ていて全然わからなかったので、彼の死に心が動くこともなかったです。

 日本歴代興行収入第1位に輝く作品であってもまったく面白いと思わない人間もいるってことです。
 そういうこともあります。
コメント
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