この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

何でも聴く男。

2017-10-20 23:08:20 | 音楽
 学生の頃のことなのですが、趣味が音楽鑑賞で、ジャンルは何でも聴く、という女の子がいました。
 へぇ、何でも聴くんだと思って、「北島三郎は聴くの?」と尋ねると、その子は「聴かない」と答えました。
 「八代亜紀は?」と聞くとやはり「聴かない」とのこと。
 それからその子は、自分が尋ねたジャンルの音楽はことごとく「聴かない」と答えました。
 「何でも聴くってわけではないんだね」と言うと、その子は「そうですね」と同意しました。
 卒業するまで彼女とギクシャクした関係が続いたのは言うまでもありません。

 さて、最近、すごいボリュームで音楽をかけながらうちの会社に配達にやってくる運送会社のおっちゃんがいます(すごいボリュームといってもドアを開けたらガー!って聴こえるぐらい)。
 そのおっちゃんの聴く音楽のジャンルが本当にバラエティに富んでいるのです。
 おっちゃんのお気に入りは長淵剛や矢沢永吉のようなのですが、八代亜紀やクイーンを聴きながらやってきたこともあるし、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を流しながら来たこともありました。
 先日は嵐の楽曲が漏れ聞こえてきましたよ。
「嵐も聴くんですね?」と自分が尋ねると、おっちゃんは照れくさそうに「娘が好きなもんで」と答えました。
 いやいやいや。例え娘さんが嵐を好きであっても、そのCDをかけているのはあなたでしょ。笑。

 おっちゃんぐらい聴く音楽が多岐に渡れば、それこそ何でも聴く、といってもよいと思います。
 まぁそういうふうに何でも聴く人は逆に謙遜して、何でも聴くってわけではないですよと答えるものですけどね。

 ちなみに自分は車の中では半年ぐらい平気で同じ音楽を聴き続けます。
 CDを入れ替えるのが面倒なんですよね。
 最近はそれじゃいけないなと思うようになったので、一ヶ月に一度ぐらいはCDを入れ替えようと思っています(←物ぐさすぎるよ!)。
 

 
コメント
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