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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

善き人のためのソナタ。

2007-08-17 23:13:12 | 旧作映画
 『善き人のためのソナタ』、DVDにて鑑賞。

 素晴らしい、その一言に集約されます。

 この映画は二人の男の友情の物語、といえます。
 一人は国家保安省の監視員、もう一人は劇作家。
 立場の異なる二人はお互いの存在によって決定的に人生が変えられます。
 それでいて劇中二人は会話を交わすことはもちろん、一度も直接顔を合わせることすらないのです。
 そのような友情が果たして本当に存在しうるのでしょうか。

 ラストシーンが非常に優れた作品でもあります。
 物語の決着をどこにもってくるのだろうかと興味津津で見ていたのですが、そのラストの鮮やかさに舌を巻いてしまいました。『ショーシャンクの空に』に匹敵する、といっても過言ではないかもしれません。

 この作品を映画館で見なかったことが残念でなりません。
 出来るだけ多くの人に見て欲しい作品です。
 小夏さん、shit_headさん、Erinさん、是非ご覧になってください。
コメント (12)
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