木造店舗九州に続々

木造建築の店舗が九州で相次いで誕生している。
鉄筋コンクリートや鉄骨に比べて資材製造時の二酸化炭素（Ｃ
Ｏ2）排出量を抑制することができ、環境への配慮につながる
ためだ。企業側は、林業が盛んな九州での出店をモデルケース
に、全国への拡大をにらんでいる。
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良品計画（東京）は、佐賀県唐津市に同社初の大型木造店舗
（無印良品　唐津）をオープンした。木目調の建屋のほか、内
装にも木材をあしらっており、鉄骨構造に比べて資材製造時の
ＣＯ2排出量を約４割減らすことができた。
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９月２７日には大分県日田市に木造２号店を設け、今後は年に
数点のペースで拡大する方針だ。同社はもともと、ノートなど
の製品にも九州木材を利用しており、担当者は「間伐材なども
活用しており、森林保全につなげたい」と話す。
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カー用品のオートバックスも４月、グループ初となる木造店舗
を佐賀市に新設した。外観は通常と同じだが、店内で天井を見
上げると木材の骨組みが確認できる。断熱効果による省エネや
、ＳＤＧＳ（持続可能な開発目標）につながるとみており、高
騰する建築資材コストを一部抑える効果もあった。
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セブンイレブンが８月に福岡市にオープンした木造店舗は、福
岡市産の木造を４割活用した。太陽光発電や蓄電池も備えた「
次世代環境配慮店舗」とし、脱炭素など社会的価値の創造向け
た始まりとなる。政府は、自治体と企業が連携して木造を促進
する予算を２０２５年度に盛り込んだ。





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