①波状攻撃

昨日クリは３日ほど休養を取っていたが、少々元気すぎ
でも大丈夫。クリを連れて馬場に出て常歩からスタートした。
「児玉さん、ネックストレッチはつけて下さいね」
「すいません。忘れていました」
ネックストレッチは常日頃あまり必要はないと思っていたが、
今回はネックストレッチの大切さを思い知らされた。
・
常歩から軽速歩を済ませ、そして駈歩の指示を出した。いつも
のことだが、クリは「疲れるから駈歩はしたくないよ」とダダ
をこねたので、軽く２～３発蹴りを入れ拍車もかけた。
するといつものパターンだが、胸を張り首を立ち上げてバック
をして威嚇をする。
・
次にくるのは、『尻っぱね』のはず。これは鐙に体重を乗せれば
なんなくかわすことができると、たかをくくっていた。
しかし『尻っぱね』はすぐに来ない。「あれっ、おかしいな」と気を
ゆるめたとき、今までに経験したことがない強烈な『尻っぱね』が
きた。あわてて鐙を踏んで一発目をかわしたが、続けて２発、３発と
今までに経験したことがない波状攻撃の『尻っぱね』。
・
体勢が崩れてもはや立て直すことができない。このまま落馬するわ
けにはいかないのでクリの首を捕まえようと探すが、首は遥か１ｍ
先にある。何とかして、クリの首まで手を伸ばしたい気持ちは山々
だがもはや万事休すとなり、あえなく落馬して「ドサッ」。
続きは明日になりました。また明日見てね。

 

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印刷ができない

ファックスはアクロバットリーダーから確認をする。
必要なものの場合だけを、印刷をかけてファイリング等する。
そのアクロバットリーダーの印刷が出来ない。他のインターネ
ットなどからの印刷はうまく出来るのにどうしたのだろう。
・
１週間前にウェブ担当者に、ファックスのアクロバット受信が
うまく出来ないのでみてもらって直してもらった。その時ウェ
ブ担当者に「調べればわかるのに」と言われたが、私にはその
術がわからないのでちょっと情けなく思った。あとで、どこを
どのようにして直したのか聞いて、なるほどと納得をした。
・
今回印刷が出来ないのも、ウェブ担当者に聞こうと思ったが
「調べればわかるのに」を思いだし、挑戦してみることに。
調べ方はインターネットで、「アクロバットリーダー　印刷が
できない」と検索をかければ答が色々と出てきた。
その中から、私でもわかりやすそうなものを開けてみた。
・
『アクロバットリーダーのファイルを開けて・・・』、ひとつ
ひとつ書かれていることをチェックしながら前に進んでいく。
そして『起動時に保護モードを有効にする。この箇所に☑があれば
☑をはずして終了ボタンを押す』
チェックがかかっていたので、それを外して終了ボタンを押した。
・
ファクスを開いて印刷ボタンを押すと、印刷画面が出てきて無事に
印刷ができた。小さなことかもしれないが、自分でできた満足感は
何者にも代えがたい素晴らしいことだ。歳をとっても挑戦することは、
いつまでも続けることにしよう。

 

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冷たい雨の中

今日は冷たい雨の中での散歩になった。
小雨だったので靴をはいて出ようとしたが、思ったより降っていたの
で長靴にはきかえた。雨の中で手袋は不必要と思ったので、玄関に
置こうとしたがポケットに入れたままマスクをかけて出かけた。
・
途中手がかじかんで手袋をはめると手がポカポカあたたまり、湿っ
たマスクはあごマスクならぬ首マフラーになり首もポッカ、ポッカ。
冷たい雨の散歩は、防寒具はしっかりしないといけませんね。
・
運動公園を歩いていると、正面からこちらに向かって犬着を着た飼
い犬が、ご主人に連れられて楽しそうに散歩をしている。すると、そ
の先を一匹の犬が横切ろうとしていた。野良犬かなと思ったが、その
後ろを小さな子犬が小走りでついてきた。２０センチ程のあまりの
小さなかわいい子犬だったので目がくぎ付けになった。
・
親子の二匹が過ぎ去った後を、又一匹、又一匹と子犬が次々追い
かけてきて結局６匹の子犬が、母親の後を一生懸命に走りながら
追いかけていたのだ。飼い犬だったら、こんな冷たい雨の中を走り
回るなんて考えられないが子犬は親を選ぶわけにはいかない。
もしものことで親からはぐれてしまえば、そこには死しかないという
ことを子犬たちわかって必死になって追いかけているのだ。
あの６匹の子犬たちは、この先生き抜くためにきびしい試練が待っ
ているだろうが一匹でも多く生き抜いてほしいものです。

 

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５０００円は高い

今回のトラブルは無事終了したと思ったので、
Ｈ氏から入金している５０００円はもう必要ないだろう。
今朝会社に行く前に、家に寄ってお金を返すことにしよう。
Ｈ氏は朝が早いので、朝６時半過ぎに家を出て７時頃にＨ氏の
家に着いたとき、とんでもない物が目に飛び込んできた。
・
当社の管理駐車場の端に止められている青い乗用車だ。
この車は確か事故車の代車としていたはず、その代車がまたも
や違法駐車をしていることになる。懲りないＨ氏にこれを看過
するわけにはいかないので、とりあえず事務所に行って対処方
法を考えることにした・・・
・
「先ほど５０００円を返そうと思って、Ｈさんの自宅前に行っ
たとき駐車場に青い車が止まっていたんですが、あれは事故車
の代車ではなかったですかね」
「代車は自宅敷地に止めていましたから、他の車でしょう」
「Ｈさんの敷地内には、車は止まってなかったですよ」
「そう言えば、３０秒ぐらい荷物を出すのに止めていました」
ああ言えばこう言う、こう言えばああいうまるでペテン師。
・
「駐車場借主には、違法駐車がいたらすぐに連絡を入れるよう
に伝えましたからＨさんに限らずに気をつけて下さいね」
「５０００円は、事務所に取りに来て下さい」
「あのお金は、今回の手数料として納めて下さい」
最初のやり取りでは、５０００円は高いと言っていたのに・・
これにて今回は、一件落着とさせて頂きます。

 

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事故車の移動

パソコンのピクチャーの中に画像を入れている。
昨年の無断駐車の画像を開き、車番を見ると軽ワゴン『２＊－７７』
今見てきた車番と一致した。やはり昨年の無断駐車違反者だ。
先ほど事故車を見に行ったとき、違反者Ｈ氏の家の前を通った
がその時家の電気が赤々と灯っていた。もうすぐ家を出るかも
しれないので一刻の猶予もできない。
・
この事故車をすぐに撤去させないと、お客さんに迷惑がかかる
ことになるので少しの妥協も許すわけにはいかない。事務所を
出たのは朝の７時、駐車場まで歩いて５分の距離を急ぎ歩く。
現場に着くと事故車のドアが開いている。近づくとＨ氏が事故
車の中にある書類を代車に移し替えるところだった。
・
「おい、おまえは違法駐車の常習者か！なぜ昨日のうちに車
を移動しなかったのだ。すぐに今から移動しろ！」
「だって、タイヤが曲がって動かすことはできません」
「レッカーを呼んで、今すぐ移動しろ」
無理は承知なのだが、悪質なＨ氏に妥協を許せばいつのことに
なるかわからない。３０分のバトルが続く・・・
・
「車屋と連絡が取れ、昼過ぎに移動をします。すいません」
これで１つの目安がついたが、確認するまで油断はできない。
１時３０分に現地に行くと、間違いなく事故車はなかった。
そして借主に「先ほど事故車の移動がすみました。ご迷惑を
おかけしてすいませんでした」と深々と頭を下げた。
不動産屋はお金にならない仕事が沢山あるんです。続く・・

 

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事故車が無断駐車

私の休日の日に事務所から電話がかかることがよくある。
駐車場管理をしている場所に、無断で事故車が置かれていると言う
。本来の借主はその位置に自分の車が駐車出来ないので、たちま
ち近所のスーパーの駐車場に止めているので、早めに何とかしてほ
しいと電話連絡が入った。
・
当社の事務員は警察に連絡をいれ、早めの対処をお願いした。
すると事故車の所有者が、事務所に来店したので再度電話が入る。
その所有者は、たちまち駐車するのにお金をいくらか払いたい。
その駐車場は、月極で５０００円になっているのでたちまち５０００円
支払ってくれと言うと、それは高過ぎではないかと反論した。
事故車を無断で他人の駐車場に止めて、その言いぐさはないので
私がたしなめるといやいや５０００円を払った。お金を入金するつも
りはなかったのだが、何があるかわからない。
・
その駐車場は昨年の夏、近所の人が無断駐車をして困ったことが
あり、調査をして本人を特定して、本人に会い２度と駐車しないよう
に注意したことがあった。まさかその人間ではないだろう・・・
しかし色々と考えると、その駐車場の近くに住む人間だという
ことなどから以前の無断駐車犯の可能性がある。
・
翌日の朝６時半過ぎに家を出て、管理駐車場に行き事故車の車
番を調べて会社に出社した。そして事務所のシャッターを「ガ
ラ、ガラ、ガラ・・」と開け、急ぎパソコンを開いた。
おっと続きは明日になりました。また見てね。

 

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負の感情

先日貸家に入居したお客さんからテレビが映らない連絡。
その旨大家さんに連絡すると、知り合いの電気屋に聞いてみま
す。そしてその答えが、「今まで１回もそんなことはないので
自分でやって下さい」。そのことを入居者に連絡を入れる。
・
２日後の本日その入居者から再度電話が入ってきた。
「テレビを変え、アンテナ線も変えたのに映らない」
「自分でやり替えたのですか」「はい」
「それでは再度大家さんに連絡を入れてみます」・・・
お客さんは不機嫌になり、はやい終息が必要と思われる。
・
大家さんにすぐに連絡を入れると。
「買われた電気屋さんに、見てもらって下さい」
「もうこれ以上こじらせない方がいいですよ。出入りしてい
る大家さんの電気屋に見てもらった方が得策ですよ」
私がいわんとすることが、それとなくわかったのか。
「わかりました。主人に相談をしてみます」
・
たとえ入居者が間違っていたとしても、結果的に大家さんが正
しくても入居者は大家さんを良くは思わない。
ものごとの善し悪しで判断をするのが基本だが、状況次第では
あまりそのことにこだわると相手は負の感情になりがちだ。
大家さんに対する悪い印象が入居者から消えずに、長い期間に
渡って大家さんにとってマイナスでしかない。

 

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②調馬索(ちょうばさく)

前回のことがあったので、２日後の午後に予約した。
岩国乗馬クラブに行き予定表のノートを見ると、午後の部には
たくさんの人の名前が書かれていた。午前中は馬場が凍結して
乗れなかったので、午後に予定を入れる人が増えたようだ。
そして私が騎乗する予定を見るとやはり今回もクリをだ。
・
クリの騎乗履歴を見ると、乗馬クラブの定休日と凍結などがあ
って４日間運動はしていないようだ。ということは、元気があ
りあまって、私の言うことを聞かずにきっと逆らうだろう。
そう思うと俄然ファイトがわいてきた。乗馬の面白さは、おと
なしい馬に乗るよりも、言うことを聞かない馬をいかにうまく
騎乗するかにあると最近は思うようになっている。
・
厩舎からクリを出そうとすると、先発の会員さんが言った。
「クリは午前中、調馬索をしていましたよ」
調馬索は馬の運動不足解消と、暴れないために行ったりする。
しかし、それを聞いてちょっとガッカリした。
馬装するときも、今までになくおとなしくしている。
・
馬場に連れ出して騎乗すると、反発はあまり見られずに駈歩も
スムーズに出てくれるので、ちょっと物足りなさを感じたがイ
ンストラクターが安全に気をつかってくれたので感謝です。
後片付けをしたあと馬場に出ると、２人の会員さんが騎乗中で
駈歩苦労の真っ最中だった。私の乗馬も４年が過ぎ、いつの間
にか後輩の苦労もわかりる時期にきたのだなと思った。

 

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①クリに手こずる

今年の冬はラニーニャ現象のせいか、久しぶりに氷点下の日が
続いてきびしい寒さが続いている。滅多なことでは厚着をしな
いが昨日は上着を１枚増やして乗馬クラブに向かった。
・
いつもより１時間ほどスタートを遅らして事務所に行った。
すると３人の先発組がいたが、馬装の準備をしている風にはな
い。どうかしたのだろうか。
「児玉さん、馬場が凍って午前中は馬に乗れそうにないです」
「えっ、そんなにひどいんですか」
「全体的に凍っているんですよ」・・・
仕方がないとあきらめた時、若いＮさんが子供さんを連れて乗
馬にやってきた。事情を説明するとあきらめて、寒いからたき
火をしようということになった。
・
お子さんがマシュマロを持ってきていたので、たき火に当てて
こがして食べるとこれが香ばしくてとてもおいしい。
「先日クリに乗ったんですが、軽速歩を５歩すると止まって
動かなくなったんです。児玉さんは上手ですね」
Ｎさんは子供の時から乗馬を始めて２０年の経験があるのに、
軽速歩で手こずった話を聞いてちょとおどろいた。
「児玉さんがクリに乗っているときは安心感がありますが、他
の人が乗っているのを見ると、ひやひやします」
まさかこんな風に見られているとは思わなかったので、まんざ
らでもないなと一人ニンマリした。続く・・・

 

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立て看板

ゴミトラブルのあと、すぐ手を打てなかった。
本当は問題ありそうなゴミ袋を開けて、不法投棄者の名前を特
定して直接にでも話をすればよかったのだがそんな余裕はなか
ったのでゴミ処理するのがやっとだった。
・
問題を起こした他社管理アパートの担当者にメールで状況を送
っていたがその返事は、「不法投棄者の名前がわからないと、
具体的な手は打てないので、各部屋にポスティングするぐらい
しかない」。これぐらいでは、問題解決にはならない。
・
他社不動産屋はあてにならないので、当社で何らかの手を打っ
て不法投棄させない方法はないだろうか考えた。
当社管理アパートのゴミボックスのフタに、Ａ３用紙に「Ａア
パート専用・関係者以外持込禁止」と印刷をかけラミネートで
仕上げた。
・
とここまではよく見かける光景だが、さらにゴミボックスに立
て看板を立てた。その立て看板には「不法投棄者・分別をしな
い者は、次回名前を公開」。これを見てさらに不法投棄を繰り
返す者は、かなり悪ということになる。先手必勝と言うほどで
もないが、でもすぐに次の手を打って気分が楽になった。
さて今回の当社の対処が吉と出るか、凶と出るかは・・・

 

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ゴミトラブル

休日前の朝、仕事をしていると１本の電話がかかってきた。
「Ａアパートの管理はお宅がやっているんですか」
「はい、当社がやっていますが」
「Ａアパートのゴミボックスが野犬に喰い荒らされて回りが
大変な状態になっています。至急来ていただけませんか」
・
話の内容から大体の様子がわかったが、ただ行けばいいという
問題ではない。とりあえずゴミ等を回収して片付ける必要があ
る。乗用車で行ってもらちがあかないので軽トラックをリース
して、ゴミをリサイクル業者で処分してもらわなければならな
い。リース業者とリサイクル業者に連絡を取り、まず乗用車か
ら軽トラックに乗り換えて現場へと向かった。
・
アパート前の道路にくるとあ然とした。ゴミが散乱して何から
手をつけていいのかわからない。すると先ほど電話をかけてき
た奥さんと主人がやってきて様子を聞いた後、謝罪をした。
ちり取りと、箒は持ってきたがゴミ袋は持ってきていなかった。
すると奥さんがゴミ袋を持ってきて「これ使って下さい」。
・
ゴミ袋に散乱したものを１つ１つ拾い集め、何とか元の綺麗な
状態にすることができた。軽トラックに一杯になったゴミをリ
サイクル業者に運び、軽トラックをリース業者に返却した。
今回のゴミトラブルの原因を突き止めて、同業者の不動産屋に
電話するが休みだったのでメールで状況を説明して対処するよ
うにお願いした。定休日前の大騒動だった。

 

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人手不足解消の切り札

セブンイレブンは「セミセルフレジ」を導入してきた。
これは店員が商品のバーコードを読み取り、客が会計操作を行
うというもの。２０２１年８月末までに全国２万１０００店の
うち約９割に広がった。
・
今後はセミセルフレジを発展させ、来店客が自ら商品を読み取
り、支払までできるようにする。一部の店舗でセルフレジの実
験したうえで２０２５年までに全国展開をする。公共料金の支
払いや、年齢確認が必要な酒類、たばこの販売は店員がレジで
対応する。クレジットカードや電子マネーといったキャッシュ
レス決済の専用セルフレジも活用する。
・
レジ打ちは従業員の業務の３割を占めるとされ、コンビニなど
小売店は人手不足が慢性化しており従業員１人あたりの負担が
増えている。セミセルフレジからセルフレジの導入で業務環境
の改善と人件費の抑制につなげる。
・
セブンイレブンは、従業員のレジ打ち負担を減らすとともにコ
ロナ渦でニーズが高まった「非接触販売」を強化中だ。
他のコンビニ大手も、非接触することで消費者に安心して来店
してもらえるセルフレジの導入強化を行う。ローソンは酒類や
たばこも対象にできるように運転免許証を読み取る専用端末を
使った実験も行っている。商品単価が安いコンビニと言われる
が、人手不足解消のためには背に腹はかえられない。

 

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１００円玉とメモ用紙

昨日近所のマックスバリュに買い物に行った。
夕食のおかずと、晩酌のツマミと、お菓子を少々買い物かごに
入れてセルフレジに向かった。先ほどまで数人並んでいたのに
、運良くセルフレジ１台が空いていたのでそのレジに行った。
・
私一人の時は買い物袋を持っていないので、段ボールが山積み
された所で丁度いい大きさのモノを選んでレジ台に置いた。
買い物かごから商品についたバーコードを読み込ませて、一品
ずつ段ボールに入れていく。全商品のバーコードを読み込ませ
て精算する段になった。
・
合計金額から千円札を準備して、小銭入れを開けようとすると
チャリンと音がした。１００円玉とメモ用紙が私の後ろに落ち
てある。「あれっ、私の財布からかな」と回りを見渡すがだれ
もそれらしき人がいなかったので、私のモノだろうと思って
１００円玉とメモ用紙をひらって小銭入れに入れた。
・
あくる日小銭入れを開けて、４つ折りのメモ用紙を見ておどろ
いた。そこにはリンス、味の素、ガムテープなど書かれていた
が私の字ではない。あの時ひらったお金と、メモ用紙は人の
ものだったのだ。あれを落とした人は誰だったのだろう。
不思議なこともあるものだ・・・

 

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②俺は落ちないぞ

毎朝１５分の筋トレとストレッチをおこなっている。
その中には尻っぱねに対応できるストレッチが含まれている。
ということで馬が少々暴れたぐらいでは、俺は落ちないぞとい
う自信を持っている。
・
クリは蛇行しながらバックをして尻っぱねをした。初めての経
験だったので一瞬戸惑ったが、鐙をしっかり踏み込みなんなく
それをかわした。するとクリは右に左に蛇行しながら私の体勢
を崩そうとしながら２回、３回と尻っぱねを繰り返した。
・
この変則的な尻っぱねに対しても、私には「のれんに腕押し」
となって問題なくかわした。しかしクリが私を執拗に落とそう
とした、尻っぱねを見過ごすわけにはいかない。３回目の尻っ
ぱねをかわした瞬間に「バシッ」と強烈な音がした。
・
ムチはいつも持っているが使うことはほとんどなく、軽速歩を
する時リズムを取るときに使うぐらいだ。先ほど３回目の尻っ
ぱねをかわした時体勢を少し崩したので、一瞬拍車では遅くな
るのでムチを使ってクリのお尻を思い切ってひっぱたいた。
・
何ヶ月ぶりかの強烈なムチにクリは驚いて、ひたすら駈歩を始
めだす。加速も次第に増して、風を切り気分は最高になった。
冬は元気になりすぎて、又新たな方法で暴れるかもしれないが
「俺は落ちないぞ」と気持ちだけは負けない。

 

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①きかない尻っぱね

昨日は久しぶりに昼から乗馬クラブに行った。
午前中に行きたかったのだが、馬場が凍結して馬が滑ったりして危
険なので午後になった。本日の予定表を見ると騎乗はいつものクリ
だが、前日はクリはお休みだったので元気いっぱいのはず。
・
騎乗３０分前にクリを厩舎から出して馬装をはじめだし、スタート５
分前に馬場へと向かった。久しぶりに午後となったので調子が狂っ
たのか、踏台に乗ろうとしてもおとなしくしていたので抵抗なく鞍に
飛び乗った。昼になってもまだ凍っている部分があるので、そこを
避けながら乗馬を始める。
・
本日の注意点は、出来るだけ鞍の前にすわって足で蹴る位置を出
来るだけ前にすることだった。こうすることで姿勢がよくなって、動き
やすくなり軽速歩のスピードも意外と出しやすくなってきた。
駈歩に入ると、いつものようにすぐにスタートを切るのを躊躇するの
で軽く２～３発蹴って軽く拍車を入れた。
・
馬は騎乗する人間の動きを敏感に察知することが出来る。尻っぱね
をして騎乗者が怖がると体が縮こまったりするので、面白がって何
度でもするようになる。しかしクリは私に対して「おっちゃん、最近は
尻っぱねをしても怖がらなくなったな」とつぶやいた。
そして「それでは、これではどうだ」と胸を張って首を立ち上げた。
おっと続きは明日になりました。また見てね。

 

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