日本の大坂なおみ選手がテニスの最高峰を制したニュースが
、日本と世界を駈け回って留まるところを知らない。
試合内容はもちろん素晴らしいのだが、それ以上に大坂なおみ
選手の冷静さを失わない強靱な精神力が素晴らしかった。
全米オープン女子シングルスの決勝戦の対戦相手は、大坂なお
み選手のあこがれの存在だったセリーナ・ウイリアム選手。
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試合の劣勢からセリーナ選手は、苛立ちからラケットを叩き付
けて壊したり、審判に暴言を吐いたりした。2万3千人の観客
席からは「セリーナに不公平だ」とのブーイングも上がった。
異様な雰囲気の中でも、大坂選手の集中力は途切れなかった。
着実にレベルアップした自らのプレーへの自信があったからこ
そ、完全アウェーの状況でも、力を発揮できたのだろう。
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試合後、「みんながセリーナを応援しているのは知っています。
こんな終わり方ですみません。試合を見に来てくれてありがと
う」と観客席に頭を下げた。さらにセリーナに向かって「本
当にあなたと試合ができてうれしい。ありがとう」と、頭を下
げた。ブーイングを拍手に変える立派な振る舞いだった。
テニスの強さばかりではなく、なおみの相手を思いやるやさし
さ、素直さが一瞬でアウェーのお客さんの心を動かしたのだ。
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大坂なおみ選手は、まだ二十歳というからおどろいたが、もう
少し若い大坂選手の映像が紹介された時さらにおどろいた。
どこかでの試合中だったが、自分のミスとか劣勢にラケットを
何度もはげしく投げつけて鬼の形相をしていたからだ。
あれから何年たったのだろうか。人間って、心の持ち方次第で
こんなに進化できるものなんですね。
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