コロナ渦の奥深さ

ゴールデンウイーク初日の午前中は、私一人で留守番。
事務所で雑用をしていると１本の電話がかかってきた。相手か
らの受信はめずらしく非通知になっている。電話をかけてきた
人は用心深い人なんだろうか。
・
「Ａアパートの件で電話をしたんですが、今よろしいですか」
「よろしいですよ。どんなご用件ですか」
「Ａアパートは、空きがあるでしょうか」
「現時点で、空きはありますよ」・・・・
「今からお邪魔したいんですがよろしいですよ」
・
先ほど電話をしたＫさんが、母親と一緒に来店した。
今から内覧したいということになりＡアパートを案内した。
内覧中のＫさんやお母さんとのやり取りから、あまり気に入っ
た様子はなかったので申し込みはないと思った。
しかし、しばらくしてＫさんが再び事務所にやってきた。
「先ほどのアパート申し込みます」に、ちょとおどろいた。
・
話を聞くと、実家の住まいにＫさんも家族と一緒に住んでいる
が、Ｋさんは東京の出張があり自分がコロナに感染して親にう
つしたら大変なことになる。という理由から、実家を出ること
にしたらしい。こんな理由で、アパートの申し込みをされる人
は初めてですがコロナ渦は、想像以上に奥が深いものです。

 

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ワクチン申し込み

コロナワクチン接種の高齢者申し込み日がやってきた。
予想では、高齢者でも８０才以上から優先の申し込みになるの
かなと思った。しかし書類を見ると、６５歳以上の高齢者で
早いもの勝ちになっていた。史上初めての大がかりなワクチン
接種とあって、市役所は莫大な準備などで細かなことはできない
のが正直なところだろう。８０歳以上の高齢者の方は、パソコ
ンにうとい人が大半なので電話をかけるしかない。
・
ワクチンの入荷が思い通りにできていないので、もたもたして
いたら後回しにされていつのことになるかわからない。こうな
ったらできるだけ早く、ワクチン接種をしてもらおう。
他の人より早くインターネットで申し込みをするには、どうし
たらいいだろうか。仕事で正確に早くことを進めるには、段取
りしかないので今回も色々な方法を考えて、当日を迎えた。
・
ＡＭ９時になりウェブページを開けると、申し込みができるよ
うになった。すべての必要箇所を打ち込むと、予約時間が出て
きたが、３０分ごとに２５人を接種していくようだ。９時スタ
ートなので初日の９時に申し込んだ。すると予約完了になるは
ずだがわけのわからない文字が出てきた。
「あれっ、おかしい」想定外なことになったので前ページに戻
ると「エラー」、もう一度最初からと・・・これはまずい。
必要箇所を打ち込んで、次の予約時間は１１時３０分。すぐに
申し込むと「受け付けました」の画面。この間１分ぐらいだっ
ただろうか。最初に一番早い時間の９時をたくさんの人がクリ
ックして私ははじけ飛ばされたのだろう。わずか１分の時間に
２５０人が申し込んだことになった。段取りよくしたつもりで
も、ちょっとしたことでこんな有様になるのです。

 

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仕事のお手伝い

郵便物のポスト投函は大半がゆめタウン下松店前のポスト。
収集時間は１日、午前１１時３０分と午後３時３０分の２回行
われていて当日３時半に間に合わなかったら翌朝投函する。
・
昨日の朝７時頃、郵便物を持ってポストへと歩いた。
信号を渡って歩いていると、フードコート横の駐車場奥で数人
の人がなにやらやっている。近づくと様子がわかってきた。
旗を５～６本立てて、野菜とかくだもの類を陳列台に並べたり
している。どうやら本日、野菜・くだものの特売セールを行う
準備のようだ。
・
すると男の子が、かごにキャベツを入れて陳列台まで運んでい
た。男の子はまだ小さく小学３～４年生だろうか。小さな体に
キャベツを運ぶ姿を見て、何となくなつかしさが沸いてきた。
私の実家は食料品店をやっていて、野菜とかくだものの販売も
やっていた。父は青果卸売りに毎日行って、競りで商品を仕入
れてて店に並べて販売をする。私が小学生の夏休みとかは、市
場に行って手伝いをさせられた。
・
夏の風物といえばスイカだが、親父はそれをバイクに乗せて店
まで運ぶ。小学生の私も、段ボールにスイカを３～４個入れて
自転車に積んで運んだ。まだ小さい私には、スイカは重すぎて
フラフラしながら何とかして店までたどり着いた。
今キャベツをを運んでいる小学生はお店を継ぐのだろうか、
それとも自分で何か商売を始めるのだろうか。おそらくサラリ
ーマンでは満足しきれない性分が身につくのかな。

 

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純正品と互換品

昨日ユニット浴室のリフォームが出来上がった。
築後３４年もたったアパートだったので、ユニット浴室を新し
く取り替える計画を立てた。しかし全体的にリフォームをした
後に、浴室だけ莫大のコストを立てるわけにはいかない。
ということで、何とかリフォームでしのぐことができた。
・
ユニット浴室の工事前、浴室下地補強工事、工事中、工事後の
写真を撮っていたのでそれを一覧表に仕上げて印刷をして大家
さんに見せることにしよう。印刷をかける時、黒インク３５０
が点滅をしていたがまだ印刷ができそうなので印刷をした。
すると、出てきた一覧表の印刷に筋が通って見苦しい。
・
机の中に以前買った黒インク３５０があったので、それを開封
して取り替えることに。しかし取り替えても、印刷の筋はなく
ならずにむしろひどくなった。そこから悪戦苦闘が始まった。
インクのクリーニング、ノズルチェックなどを行うが一向に綺
麗にならない。
・
以前買った黒インク３５０は、純正品ではなく互換品インクだ
ったので幾分違うところがあるが、純正品と比べるとかなり安
かったので買ったものだった。もうこれ以上やっても無駄と思
い直して、新しく純正品買いに行った。そして純正品をセット
し直すと、すぐに綺麗な印刷ができるようになった。
典型的な『安物買いの銭失い』になってしまった。プリンターの
インクはもう純正品しか買わないことにしよう。

 

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私とクリの根比べ

騎乗すると腹帯を締め直して常歩からスタートを始めた。
常歩は滞りなく進み、軽速歩に進む。ここら当たりからクリの
本領が出始める。ゆったりとしたスピードしか出さないので、
腹を少しずつ蹴飛ばすと、足の扶助が少しずつ効いてきたのか
スピードが増してきた。
・
軽速歩の続きは駈歩となり、足の扶助を出すがなかなか駈歩を
せずに軽速歩になる。拍車で蹴ると、今度はそれに反発をして
ストップして動くことをやめた。これは完全な職場放棄だ。
もうこうなったら私が勝つか、クリ勝つか根比べになる。
・
複合扶助を色々使うと、ようやくクリは駈歩を始めだした。
しかし馬場を１週して出口にかかると勝手に止まってしまう。
早く終わって、自分の厩舎に帰りたいとの意志表示だ。対策と
して、入口の手前当たりからムチを入れて気を抜かせないよう
にすると入口で止まることなく走り抜けるようになった。
きかん坊のクリに手を焼きすぎで、くたくたになった。
・
スピードもそこそこに出だしたので、そのまま維持しようと足
の扶助を続けていると口の中に何かが飛び込んできた。
なにやら１センチ前後の虫らしい。すぐ吐き出せばいいのだが
すでにのど近くまで入ったので吐き出せない。かといって駈歩
を止めて出すわけにはいかないので、そのまま虫をゴクン。
カエルが虫を食べるとこうなるのかと納得した。
きかん坊クリ対策として、次回からは駈歩の前に移行をたくさ
ん出して騎乗者に集中させるようにしてみよう。

 

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久しぶりのきかん坊

久しぶりに６時から開始の巨人対広島戦をみた。
巨人ピッチャー菅野と広島ピッチャー九里の投手戦の様相にな
ったが、５回大城のツーランホームランが飛び出しこの一振り
で２対１で広島が敗戦した。しかし、九里の投球は菅野に劣ら
ず素晴らしかった。今日の経験を次の試合で、きっと生かして
くれるだろう。私には知り合いで別のクリがいるが・・・
・
最近はじゃじゃ馬娘のアースに騎乗することが多かったが、昨
日は久しぶりにきかん坊クリに騎乗するようになっていた。
クリに馬装するとき、久しぶりとあって私に威嚇したりして反
抗的な態度を取る。そんなことでひるんでいたら、クリの思う
つぼになる。後ろ足の深掘りをしようとすると、後ろ足をはね
て威嚇をしたので、間髪を入れずに太ももを「パシッ」。
すると、予想以外の反撃にしゅん太郎になった。
・
５分前の時間になったので、クリを馬場へと連れて行った。
鞍に乗るとき、踏み台をクリの横につけると２０～３０センチ
ツルッと足を動かした。そうすることで、私が乗ることができ
ないのを知っていて意地悪をする。２回同じことを繰り返した
ので、さとすように「クリ、じっとしとかにゃダメよ」。
するとおとなしくなったので、このタイミングを逃さずにサッ
と鞍に飛び乗った。久しぶりの騎乗になったクリだが・・・
おっと続きは明日になりました。また見てね。

 

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本来とは違う仕事

不動産業はたくさんの書類を作る必要がある。
それを作るだけでも大変だが、それだけでは済まないこともた
くさんある。先週お客さんからアパートの申し込みがあり、契
約書類を作って本日本人に渡した。すると、市役所から入居日
を変更して作り直してほしいとの連絡が入った。
・
１時間後に保証会社の日本セーフティから電話が入り、昨年ア
パートに入居したお客さんの住基カードがファックスで送られ
て不鮮明なのでメールで送ってほしい。「私の名刺にメールア
ドレスが入っているので、メールで送って下さい」。
・
先週税務書から１通の封書が送られてきた。
昨年アパートを退去したお客さんのことで必要箇所を記入して
返信してほしい。昨年退去したお客さんの契約書類を調べて、
必要箇所を書き込んで返信した。
するとしばらくして税務書から電話が入り、今度は契約書類の
コピーを送ってほしいと言う。
・
朝から立て続けての電話で、契約書類の書き直しや住基カード
をメールで送る、契約書類をコピー取って郵便で送る。
本来やるべき仕事とは書き離れたことばかりの事柄にいらいら
するばかり。しかし、不動産業はこんなことが的確にできなけ
れば、のちのち前向きの仕事のさまたげになる。
不動産業は、おおざっぱな人には向かないものなんです。

 

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突然の休業

最近飲食店などでお店を閉めたままのところがある。
割と大きな店で年中無休とか、２４時間営業なのでどうしたの
だろうと思う。先日あるお店に夕食に行ってみたが閉まったま
まだった。「あれっ、定休日なのかな」しかし、年中無休だった
はずなのにおかしいな・・・
・
それから１週間後にそのお店に行ってみようと思った。
先週せっかく行ったのに閉まっていたので、営業をしているか
電話をして確認してみることにした。
「ルルルル・・・」おかしい出てくる気配がない。
３０分ほどおいて、再び電話をするがやはり出てこない。
・
このお店は山口県内に数店舗あるので、ネットで調べてみた。
すると行こうとするお店だけが、営業時間を削除している。
その時、このお店でコロナ感染者が出たのかもしれない。
全国チェーンのある飲食店で、従業員がコロナ感染したので
当分閉まったままになっているお店があるが・・・
・
やはり、私が行こうとした飲食店も、きっとコロナ感染をした
従業員が出たのだろう。まさかストレートに、『当社の従業員
にコロナ感染者が出たので当分の間、営業休業をします』との
張り紙は出しにくいだろうから、オブラートに包んだ難しい言い回し
になっているのだろうか。

 

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本人と連絡が取れない

先日、賃貸保証会社の担当者から電話がかかってきた。
「Ａさんの家賃が２ヶ月滞納になっていて、本人と連絡が取
れないんです。来月分から話がつくまで家賃は止めます」。
それから数日後、「もしものことがあったらいけないので、警
察と同行しますのでカギを開けてもらえませんか」。
・
Ａさんは普通の入居者だったが、仕事を辞めた半年前から分別
をしないゴミを出したりして迷惑をかけるようになった。
「今後分別をしないゴミを出すと、退去してもらいますよ」
「すいませんでした。今後気をつけます」
それから数ヶ月後に保証会社から家賃滞納の連絡を入った。
・
いよいよ当日、カギを開けるときがやってきた。
時間は午後３時に、私がカギを持って現地に行くことに。
自転車に１０分乗ってアパートに到着すると、駐車場にはすで
にパトカーが止まっていた。おまわりさんが２人いて、１人は
保証会社と話し中で、１人はカギがくるのを待っていた。
「お疲れ様です」。いよいよカギを開けるときがやってきた。
・
「ガチャ、ガチャ」カギを開けると、１人のおまわりさんが
ドアを開けて室内に入っていった。どうやら事件性がないよう
なのでホッとした。荷物をまとめかけているので、あわよくば
静かにアパートを出て行くことを願いたい。

 

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みつ豆

孫はものごとの良し悪しがだいぶんわかるようになった。
次女が孫に「お客さんが来たら、静かにしておくんよ」と教
えると、お客さんの顔を穴が開くほど見つめて、静かにしてく
れるようになった。私とは週に３回午後だけにあうが、私にも
だいぶん慣れてきたようだ。
・
事務所の一番奥にまご用のベビーベッドを置いているがそこか
ら、私が近くを通ろうとすると指示をすることもある。
「おじいちゃん、こっちに来て」
私が近づくと、だっこをせがむ。ちょと前まで、私に寄りつ
きもしなかったのにかなりの進歩をしたものだ。
・
仕事が終わって帰ろうとしたとき、孫にブドウの入ったみつ豆
をあげると初めて見るものなので大喜びをした。
「良かったね。おうちに持って帰って食べるんよ」
みつ豆は１０センチ程の大きさで孫の手でやってつかまれた。
「落とすといけないから、袋に入れようね」と次女。
「いや」と孫。袋に入れると、美味しそうなみつ豆が見えなく
なるからのようだ。
・
次女が「ダメ」と叱ると、べそをかいて今にも泣きそう。
次女は孫が持つみつ豆を取り、そして袋に入れた。
「ほら、むすびめを持つと絶対に落ちないよ」
孫は袋の結び目を持って、袋の中のみつ豆を見つめた。
ものごとのおりが、ちょっと難しそうだったがそれでも納得で
きたようで結び目をしっかり持って歩いて家に帰った。

 

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紛失したカギ

先月末、退去するＡアパート１０１号の立合をした。
その後当社で空き部屋の募集をしたが、大家さんはすぐに他の
不動産屋にも募集を依頼したようで残念ながら当社とは違う不
動産業者で入居者が決まった。
・
ということで、私が休日の日に大家さんは決まった部屋のカギ
を取りに来た。しかし、事務員はカギ保管庫などでカギを探す
がみつからないので大家さんには一旦帰ってもらった。
事務員はカギを紛失した犯人は、私と断定的に決めつけた。
１ヶ月前のことなので記憶は定かではないが、犯人扱いされて
黙っておくわけにはいかない。
・
まずはカギ保管庫を開けて、すべてチェックをおこなったが
残念ながらＡアパート１０１号のカギはみつからなかった。
その他ありそうなところを色々と探してみたが、やっぱりダメ
だった。万事休すとあきらめかけた時、ふとひらめいた。
・
カギ保管庫にはＡアパート１０２号のカギも管理されていた。
封筒にはＲ３年３月３１日退去、と書かれている。退去した日
が同じということはあり得ないはず。日にちを書き間違えたか
、号数を間違えたどちらかのはず。
・
こうなったら１０２号のカギを持って、Ａアパート１０１号に
向かった。「ガチャ、ガチャ」晴れて私は無罪になり、真犯人
は事務員に変わった瞬間だった。

 

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やせがまん

３月は平年度に比べて暖かい日が続いた。
桜の開花も地域によったら、過去最も早くなったところが続出
した。さらに、東京では開花から満開になった昨年の史上最速
期間の１週間と同じで満開になった。こんなポカポカ陽気が続
くと、もう暖房設備は不要となる。
・
我が家での暖房設備は、主に電気コタツと灯油ストーブを使い
、仕事場は灯油ストーブとエアコンになっている。
４月に入りさっそく電気コタツをしまった。だがコタツをしま
うと、朝は冷えたので灯油ストーブだけをつけてしのいだ。
・
灯油缶が少しずつ減ってきて、ついに底をついてしまった。
我が家の暖房設備は皆無になり、仕事場はエアコンはあるが部
屋全体があたたまることはないので私の所だけ結構冷える。
こんな状態は今日までで、明日からはきっと暖かくなると念じ
たものの気圧配置は裏切り続けた。
・
今朝６時半、出勤途中のガソリンスタンドの開店状態をみると
まだ閉まっている。ホームセンターの灯油売り場もアコーデオ
ンフェンスは閉まったまま。ゆめタウン下松店隣にある高山石
油を通ると、ここだけは開いている。
事務所のシャッターを開けて、灯油缶を持って高山石油へ。
「灯油１缶分いただけますか」。
「どうぞ、どうぞ」。
セルフサービスで、ちょっと面食らったが無事チョイス。
もうやせ我慢することは、やめることにしよう。

 

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おしゃべり

周南市弓道連盟の会員になって早いもので２年近くになる。
稽古は月・水・金の週３回行われているが、私が行くのはだい
たい週２回のペースで道場に行っている。月・金曜日は、午前
１０時からだが水曜日だけは、午後の１時３０分からの開始に
なっている。
・
水曜日は１時３０分から５時までの練習時間になっているが、
時間が長いのでこの日だけは３時に休憩のコーヒータイムが
ある。男性の２～３人はコーヒータイムに参加せずに稽古を続
けるが、私はコーヒータイムに参加することにしている。
・
先日のコーヒータイムには、なぜだか男性はいつもより少なく
４人しかいなかったが女性は１０人程が参加していた。
このコーヒータイムは、ああだこうだと皆さんで話し合うのだ
がこの日はなぜか女性の２～３人単位での会話が進んでいる。
「ワイワイ、ガヤガヤ」「ワイワイ、ガヤガヤ」「ワイワイ、
ガヤガヤ」男性たちは、どの会話にも参加できずにポカンと口
を開けたまま。結局男性の大半は、この日のコーヒータイムは
一言もしゃべらないままだった。
・
女性のおしゃべりは、ストレス解消のためには最適なのかもし
れませんが、それに比べて男性の大半はおしゃべりが苦手なの
で、女性のようにストレス解消ができずに長生きができないの
かもしれませんね。

 

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サラブレッドから乗馬へ

岩国乗馬クラブに行ってアースを出そうと厩舎に入った。
するとアースの隣の部屋に見かけない馬がいた。どこにでもい
そうな茶色の馬だったが顔が小さく、人間で言う八頭身のよう
な均整の取れたスラリとしたスタイルをしている。新馬の表札
を見ると５歳のメス馬だった。
・
馬場に出てアースに騎乗していると、新馬が馬場に出てきた。
どんな馬なんだろうかと興味を持ち、入口付近にいる新馬に近
づこうとすると「蹴りますので近づかないで下さい」。
アースは１５歳だが、新馬は５歳でアースより１０歳も若いの
で体力的にも強いので、蹴られたらたまったものではない。
隣の馬場で新馬の様子を見ると、スラリとした体から駈歩をす
る姿は軽快そのものだった。
・
新馬は元サラブレッドで、岩国乗馬クラブで乗馬用として調教
をするという。サラブレッドは引退をすると大半は処分される
のでここに来た新馬は非常にラッキーとしか言い様がない。
新馬のオーナーさんに聞いてみた
「競馬では何戦戦って、何勝したんですか」
「１戦して、未勝利なんです」
それを聞いて、次の言葉が出てこなかったが、１戦しかしてい
ないと言うことは怪我をしたか、サラブレッドとして問題があ
り烙印バンを押されたのであろう。オーナーさんに救われた命
、丸くなって謙虚な余生を送ってもらいたいもの。

 

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空き部屋の問い合わせ

４月になって賃貸の動きがピタッと止まってしまった。
ここに来てそこそこに空き部屋が出て、何とかして空き部屋を
埋めなければと思っていた。すると朝一番で、部屋探しのお客
さんが来店した。しかし現在は無職の状態で審査は難しそう。
話を聞くと、現在住んでいるアパートを出たいのでという理由
で、当社のアパートを探しに来たという。
・
ここまで話した段階で、いよいよもってあやしい。
「住んでいるアパートの家賃の滞納はありませんか」
「それは絶対にありません」
滞納はないと言っても、証拠がないので信用はできない。
住んでいるアパートの不動産屋さんに聞くことにした。
「お金に関しては几帳面な人で、滞納はありません」
「１階の年配者の方がうるさいとのことで住替えをお願いして
ます。本人が２階ではなく１階なら問題はないんですけど」
・
当社のアパート空きは、コンクリート住宅で１階部屋なので本
人が住むには問題はなく、滞納もないので申しこみを受けるこ
とに。そうこうしていると、ファミリータイプの会社契約と個
人内覧も入りあたふたしていると、さらに会社契約の大口物件
の話もあがってきた。せきを切ったような空き部屋の問い合わ
せが、どう転ぶかは神のみが知っている。

 

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