乗車拒否するアース

Ａちゃんはお母さんと一緒にきて見学をしていた。
だが何度か馬にふれあううちに、馬に乗りたくなりお母さんに
無理を聞いてもらい１０回コースで馬に騎乗するようになる。
１０回コースを終わる頃になると乗馬のとりこになり、ついに
お母さんと一緒の会員さんになってしまった。
・
Ａちゃんはやさしさく声をたくさんかけるので、馬もＡちゃん
が大好きになり、Ａちゃんの指示どおりに動くようになる。
アースはそんなＡちゃんが騎乗したあと、馬場の出口で私が待
っているのがわかったので「おっちゃんとは、もういやだ」と
、私に対する乗車拒否をしたのだった。
・
Ａちゃんと私と比べると、私の方が駈足などのスピードは２倍
以上はある。おまけに休憩はあまりしないので、アースの疲れ
は５倍ほどになる。そんな私が騎乗するのを拒否したのだ。
３回ほどくるりと向きを変えたので、今度は向きを変える前に
アースの手綱を捕まえて足洗い場へと連れて行く。鞍などを一
部交換して、足などに水をかけて再び馬場へと向かう。
・
いつもどおりの常歩、速歩、駈足と移行していく。
駈足は普通の駈足の後にツーポイント駈足をするがこの暑さ。
インストラクターから「軽速歩、駈足、巻乗り、速歩、駈足」
の指示。これが簡単なようで、スムーズに移行ができない。
「足の扶助だけで、肩は動かさないにして下さい」
何度も繰り返すうちに、大分スムーズに動けるようになった。
ちょっとした変化にも対応するには、まだまだのようだ。





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