コロナ夏に注意

新型コロナウイルスが５類になり３か月となる。
全国の感染者数は移行後も１１周連続で増加し、感染状況はじ
りじりと悪化を続ける。コロナ禍では毎年夏に流行の「波」を
繰り返してきた。これまでの夏の経験から、コロナの入院患者
がいつ急増するかわからず、警戒は緩められない。
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２０２１年夏の第５波では、変異株「デルタ株」が猛威をふる
い、比較的若い世代でも肺炎で重症となるケースが目立った。
２０２２年夏の第７波では、感染力が強いオミクロン株が流行
し、爆発的な感染拡大が起きた。
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さらに今年の夏は５類移行後、初の夏休みで人の移動が活発化
している。お盆期間の新幹線と在来線の指定席の予約は２０１
８年の９割まで回復し、航空各社の予約も好調だ。全国各地の
花火大会や祭りなどのイベントも再会し、多くの人出になる。
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ワクチン接種は５類に合わせ、高齢者や持病のある人などを対
象に先行して始まったが、接種率は伸び悩んでいる。
２０２３年度中は無料接種が継続されているが、５月８日移行
の接種率は６５歳以上の高齢者で５２．４％にとどまり前回で
は９割を超えているのと比べ、大きく低下している。
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現行のワクチンでも重症化を防ぐ効果はあるので、前回から半
年以上たった高齢者や、旅行などで感染が心配な人は、自分の
身を守る手段として接種をした方がよさそうだ。





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