宮崎県の口蹄役

昨日九州・山口県で平年より一週間遅れて梅雨入りしました。
梅雨入りが遅ければ、梅雨明けもづれ込んで遅くなりそうですが、そう
とも限りません。今年の梅雨入り前は、ほとんど雨がふらなかったので
空梅雨になり、梅雨明けが以外に早くなるかもしれません。そうなると
水不足の心配が出てきて、農家泣かせになるかもしれません。
宮崎県の口蹄役問題が深刻さを増しつつあります。感染は南に向かって
拡大したので、宮崎市北部を防御ラインに位置づけて重点的に車両消毒
を続けてきましたが、３日前に県内最大の畜産地である都城市で口蹄役
に感染した牛３頭が見つかってしまいました。そのあとも新たに日向市
や宮崎市でも感染が見つかり、南北の防御ラインが崩れてしまい宮崎県
全域に広がりつつあります。今回の都城市、宮崎市、日向市の例は迅速
な対応のおかげで、発生農家だけの殺処分にとどめて様子を見守る対処
をするということで、回りから安堵の声が上がりました。もし対応が遅
れて、全頭殺処分やワクチン接種を実施すれば宮崎県の畜産地へのダメ
ージは計り知れないものになっていたかもしれません。
ＪＡ都城の役員は「県東部のように、移動制限区域が設定され、その
中の家畜が全て殺処分対象になれば、想像を絶する被害がでる。今回の
対応が良かったかどうかは、終息するまで何とも言えない」と話す。
宮崎県に隣接する鹿児島県、熊本県、大分県に飛び火しないことを願わ
ずにはいられません。そして何よりも、宮崎県の口蹄役問題が一日も早
く終息することを願っています。

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