菅総理の老獪さ

沖縄県と奄美大島諸島が梅雨入りして一月がたとうとしています。
当然今の時期は、九州から四国、中国の順番で梅雨入りしているはずで
すがその兆候がまったくみえません。梅雨前線は日本の南海上に腰を据
えたまま北上が出来ないのです。これは偏西風が大陸から南下して日本
上空に居座っているからですが、この偏西風が北上しない限り梅雨前線
は日本に近づけないので、梅雨入りはまだ先にづれ込みそうです。
３月～４月が長雨だったので、ダムの貯水はまだ大丈夫のようですが、
ぼちぼち一雨ほしい時期ではありますね。
鳩山首相が退陣して菅総理の誕生になりましたが、政治の方がなにやら
風雲急を告げるようになってきましたね。閣僚と党役員の顔ぶれが少し
ずつ明らかになっているようです。重要ポストの仙石官房長官と枝野幹
事長はほぼ決まり、鳩山首相時代に冷や飯を食わされた反小沢グループ
が次々に要職につくようです。菅総理が副総理の時は死んだふりをして
鳩山、小沢、亀井のやり取りを静観していましたが、小沢氏の力が急激
に弱ったのを見極めて一気に動き始めました。
小沢一郎が織田信長なら「敵は本能寺にあり」と言うところでしょう
か。大将の首を取ったあと明智光秀で終わったら、面白くとも何ともな
いですが、その後の菅氏の動きは、戦国時代の豊臣秀吉の老獪さを思わ
せつつあるようです。菅氏がどのようにして小沢氏の力をそぎ落として
盤石な菅総理大臣になるかお手並み拝見です。
国民のいたみがわかる菅総理なら、日本を立て直してくれそうな気がし
てきました。いずれにしても長期政権で頑張ってほしいですね。

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