子供の純真さ

昨日、道路を歩いていると小さな子供の声が聞こえてきました。
「おじちゃん～、おじちゃん～」　はて・・・・。
桜木小学校の北側にある裏門から小学生達の下校が始まったようで、
次々に生徒達が出てきました。しばらく歩くとまた先ほどと同じ声が。
「おじちゃん～、おじちゃん～」「おじちゃん～、おじちゃん～」
今度は近くから聞こえてきたので、その方角を見てみると、小さな子供
が３ｍ上の石垣から声をかけていたのでした。その子供達は４～５人
ほどで、金網に手をかけて下に向かって声をかけています。
はて、おじちゃんと言っても私ぐらいしか回りにはいませんが、私を呼
んでいるようにはみえません。
すると、裏門から出てきた小学校の男の子がなにやら言い始めました。
「おじちゃん、おじちゃん、言うな～・・」この生徒はまだ小さく小学
１年生ぐらいのようです。石垣の上にいる子供をよく見ると、幼稚園
の制服を着た子供達でした。幼稚園児が、小学校の下校生徒に向かって
「おじちゃん～、おじちゃん～」とふざけて言っていたのでした。
すると１年生ほどの女子生徒が、幼稚園児に向かって言い返しました。
「おじちゃん、おばちゃんと言うな。あんた達にもおじちゃん、おば
ちゃんと言うよ～」。女の子は、男の子の味方になって言い返したので
した。このやりとりを聞いて私は思わずクスッと笑ってしまいました。
なんて純真なんだろう。子供ってこんなに純真だったのか・・・私にも
こんな時があったのだろうかと、ふと思ってしまいました。

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